ふるさとRe:Boot研究所

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民泊の是否

約3分
民泊の是否
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民泊で揺れる地方

これは今後必ず問題になると思っていました。しかし私個人としては決して民泊否定派ではありません。しかも世界的に見ても民泊の増加は加速しているので嫌が応にも民泊否定派は減少に向っていると言わざる負えません。

 

 

イベントで足りない宿泊施設

数年前とある地方のなかでもとりわけ過疎が進んでいる地方都市に宿泊する機会がありました。一応「市」となっていますが、これから15年ほどで人口が半減近くになる地域でした。お祭りのプロデュースだったのでその状況を見るために行ったわけですが鉄道がありません。県庁所在地から車を借りて行ったので不自由はありませんでしたが、困ってしまったのは宿泊です。

 

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その地方都市の中では自ずと宿泊施設は限られており、どうしてもお祭りとなれば宿泊施設は満室になってしまいます。ホテル側の売上を考えれば私は1人でシングルを借りることになっていたのでホテル側も2人以上の宿泊を優先させたい所です。無理矢理ツインルームをシングルユースで借りましたが、同日に他のホテルも含め空室は皆無であったようです。

 

 

問題は閑散期

 

問題は空室がないこともあるのですが、繁忙期以外は空室しか「ない」状況です。どうしても空室が多ければホテル側は規模を縮小するしかありません。近隣に大きな工場もありませんし、出張族も極めて少ないわけです。となればその近隣のホテルが増えることなどは想像すら出来ないでしょう。

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でもお祭りのシーズンでは超満室になってしまうわけです。イベントの時期であれば仕方ないとして、県庁所在地周辺にホテルをとるとなると結構な移動距離になってしまいます。県内からのお客様であれば当日中に帰宅出来ますが県外や首都圏からのお客様となるとお祭りの会場付近での宿泊が出来ないとお祭り自体への参加をためらってしまう可能性があるわけです。人口減に観光客の減少、その一つの要因が宿泊施設になってしまうとなればこれは大きな問題です。

 

 

民泊に依存すると言う選択

民泊は言葉の通り、お客様が来なければタダの自宅の一室に過ぎません。そのためそこにお客様を入れると言うことに躍起になる必要はありません。もちろん民泊をするのであれば人気が出ていつもお客様がいる方が良いには変わりありませんがやはりもしもノーゲストになっても存続の危機にならない運営が出来ることは大きなアドバンテージになると言えるのではないでしょうか?

 

 

公共主導の民泊を考える

とは言えその運営は個人に任せ切られているとやはりサービスの質は問われてしまいますし、人気の有無の格差は広がってしまうと言えるでしょう。それらを防止するためにも本来は公共主導の民泊の運営始動が行なえるのが理想的です。公共主導であれば万が一の際にも連絡組織から対応官庁まで明確に切り分けられますし民泊の運営も安心して行なえます。

そう言った意味でも民泊の必要性と重要性を考えるべき時期に来ていると言えるでしょう。

 

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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