ふるさとRe:Boot研究所

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車掌の復活

約3分
車掌の復活

以前は良く見た風景

以前の鉄道やバスには必ず「車掌さん」と言う乗務員がいました。最近の若い人たちは「客室乗務員」と言う言葉の方が馴染みが深いかもしれません。この「車掌さん」実は車両内の両替から切符の販売清算、果ては地域の案内もしていたりしたものです。若い女性が車掌さんで乗り込んでいたりするととても「得をした」気分になったと言います。

京王線の試み

現代の交通機関はドンドン人件費や経費を削減し交通機関としての利益は減少しつつあります。人口の減少も含めて考えると赤字運営が常識化しつつあります。そんな中で東京の新宿に本社を置く「京王電鉄」は通勤のための快速列車を指定席で販売することになりました。新宿を出ると永山駅か橋本駅までノンストップという特別急行、ごく一部のサラリーマン向けの特別シートとして始められるようです。

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しかし、そもそもこれは昇降客が膨大な数を占める京王電鉄だからこそできること。地方のローカル線では難しいものがあります。また、それに伴うコストも膨大なものとなり簡単には売り上げ減への対策にはなりません。

そこで一つの提案として考えられることは「車掌さん」の復活です。鉄道では乗り越し清算やドアの開閉、路線の事故の案内などを行うために今でも「車掌さん」が乗務していますが、バスの車掌さんは路線バスにおいて完全に絶滅している状態です。

福井県三峰山山頂

越前鉄道がやったこと

以前、福井県の「えちぜん鉄道」の車掌さんが復帰したのを見たことがありました。女性の車掌さんで近隣に住む女性たちを選抜してその職に就かせてみたところ、地元のお年寄りから若い男性、お子さんたちなどとても好評で2年連続で人員を増強したと言います。

なにを売ったことになるのか?

なぜ今頃「車掌さん」が人気になったのか?それを考えると一つのビジネスのヒントが見えてきます。それは「人の温もり」例えば切符一枚購入するのも自動販売機に無造作にお金を放り込んで切符を持って乗車するのと、人の手を介して「本日はどちらまでですか?」「では〜円ですね」「ありがとうございます」と言われるのではどちらが心が温まるのか?ということです。

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確かに人件費はかさむかもしれませんが人気があるのは圧倒的に「人」です。その上「えちぜん鉄道」のケースだと周辺の案内もしており、その案内がとても好評でありました。「右の遠くに見えますのがはるか白山頂上を望む〜」といった具合に説明をしてくれるのですが、天気に合わせて「本日は残念ながら雲に隠れておりますが〜」と言ってくれるのです。

ぬくもりの価値

雨だと「足元お気をつけて」と言って切符を回収してくれ、お年寄りには手を貸してくれる。そんな車掌さんが乗務していたらやはり「リピート」してみたくなりますよね?

機械が進化する時代に人の温もりが「貴重な時代」になりつつあります。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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