ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

地域おこしに映画を使うことに関して

約3分
地域おこしに映画を使うことに関して

地元が舞台

最近は流行っているようですね、クラウドファンディングなどでお金を集めて地元を舞台にした映画やアニメを作り地域おこしに使おうという企画です。決して悪い話ではないと思うのですが誰もがみんな始めた時にその傾向はどうなるのか?を考えてみたいと思います。

かつてと同じPR方法

かつてインターネットがない時代は日本国内の情報の動きは遅く、一番早いもので新聞、ないしはテレビでした。しかしテレビが最速と言っても現地に取材陣が到着していなければ推測しか報道できないために事件や天災などはとても情報共有に時間がかかっていたものです。

スポンサーリンク

 

現代ではインターネットのおかげで速やかに情報は拡散されます。いい情報の告知も速い代わりに悪い噂も一瞬で広まってしまいます。これは若い人ほど敏感に反応できるのでインターネットの社会は若者有利ということを意味します。

 

遅すぎる封切りまでの時間

さて、映画も実は全く同じでクランクインしてから封切りまでの時間が長いとそれだけで「ダレて」しまうリスクを秘めています。20世紀であれば定期的に主演女優などをテレビに出していれば前売り券が売れて集客を確保し、さらには想像以上のセールスを記録できたりしたものです。しかし今ではそれも難しい時代になってしまい、映画一本あたりの収益はかなり少額なものになってしまったと言ってもいいでしょう。

テレビに勝つなんて

ではこんな時にどういう方法で話題を作ればいいのか?を提案してみたいと思います。確実に言えることは東京の大手キー局と勝負をしたところで広告宣伝費を提供してくれるスポンサーからテレビ番組自体に至るまで勝ち目はありません。視聴率がたくさんとれる可能性を持つエリアはまず最初にお金を使ってCM枠などを抑えられてしまうのです。だから映画を作って町おこしをするということ自体は映画本体の損益はトントンくらいが限度、それ以上は地元の経済効果で回収するというビジョンにでもしない限り難しいことになると思います。

意外な方法「ラジオ」

そこで対策は皆無かといえば「No」です。と言うのも今でも地方はテレビ、ラジオ、新聞が報道の中心です。フェイスブックが増えたといったところで、そもそもの店舗がありません。通販のためのインターネットといっても過言ではありませんが、確実にテレビ、ラジオ、新聞の方が有利です。
昭和の時代、実はテレビと同じくらい人気があったのが「ラジオ」です。ラジオ劇というのを聞いたことがある人もいるかもしれません。何しろ農作業や家事を行いながらも聞けるラジオはお母さんや農業従事者には人気が高かったのを覚えています。あのラジオ劇でクランクインから封切りまでの時間を稼ぐのです。ラジオ劇なので衣装も大道具、小道具もいりません。録音ものなので後からiTunesストアなどでも販売が可能です。音声しかないので俳優さんたちが地方にいても音声で収録が可能です。それを半年間くらいの間流せばいいというこですね。

ローコスト、そしてまだまだ地方では現役、時間を埋めることができる、いいことづくめのラジオ劇、考えてみませんか?

スポンサーリンク

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


スポンサーリンク

スポンサーリンク