ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

動線って考えていますか?

約3分
動線って考えていますか?

人も動きを考える

通常、こう言った話は店舗設計や工場内の効率を考えたり家の設計に出てくる話題です。どう言った人の動きを想定し使いやすい設計にしたり、購買意欲の上がるレイアウトを考えたりするために出てくるのが「動線」です。

スポンサーリンク

さて、この「動線」って地域で考えているエリアは少ないと思いませんか?観光マップを作る際に「この寺はここ」「この神社はここ」「この絶景スポットはここ」と言った本当にただの「地図」になっているエリアが圧倒的に多いと思うのです。動線ってことはこの地域を回るのに「〜時間」くらい必要ですよ〜、この地域の見所は「このコースがいいですよ」と言ったものです。

観光ガイドマップの常識

地域のガイドマップを作っている観光ガイドの本などには必ず書かれているものです。ところが地域を代表するマップにそれが書かれていないことはザラにあるのです。特に商店街のマップなどは「中華料理」「寿司」「八百屋」しか書かれていなかったりします。なぜ「開業300年の味噌蔵」とか「芸能人も通う絶品チャーハンの店」など一文を添える努力をしないのでしょう。

オススメコース

例えば「この公園で噴水を見てから」「あの角の店でクレープを食べ」「あの河原で一休みして」「あのあたりで昼食」「あの博物館を見て」「あのお店でたい焼きを食べる」などという具体的なコースが必要なのです。お客さんは必ずしもそのコース通りには歩きません。しかしそう言った一例が上がっていることで「次は〜に寄ろう」とか「また来て〜に立ち寄りたい」と思うものなのです。しかしそう言った情報がそもそも存在しないことで地域への関心は薄れ「ああ、あそこ行ったことあるわ」で終わってしまうこととなります。

動線の発掘

ではこう言った動線を考える上でその地域の魅力をどうやって発掘すればいいのでしょうか?それは学生を使うことです。生まれたときからその地域に根ざした環境で育つ子供たちは大人よりもはるかに地元に詳しかったりします。小学生には小学生の待ち合わせ場所があり、高校生には高校生が集まる店があるものです。そう言う例を見ながら大人が自分たちの世代にあった動線のある観光マップを作ることで家族全員が楽しめる地域を作り出すことができます。またそれを紹介してもらうことで幅広い年齢層のお客様に動線のある観光案内が可能となるわけです。

アクセス別

同時に車で来たら?バイクで来たら?駐車場は?人数の規模は?と様々な環境を想定することで幾つもの動線が提案できます。その数が多ければ多いほどその地域を訪れる人の数は増える可能性があるということになりませんか?場合によってはバイカーの祭典が年に一回あるとか、クラシックカーのイベントを開くとかいろんな可能性を探る時、この動線がわかっているのと分かっていないのでは全然評価が変わってきてしまうことがお分かりになると思います。

改めて「動線」を考えた観光マップを作ってみませんか?

スポンサーリンク

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


スポンサーリンク

スポンサーリンク