ふるさとRe:Boot研究所

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手作りの本質

約3分
手作りの本質

手作り感の流行

手作り感を出した製品開発が流行っています。あちこちで「手作り」「新鮮」「ふるさとの味」という幟を見ることがありますね。

ところでなぜ「手作り」が流行るのでしょう?理由は簡単です。「ふるさとの味」や「お袋の味」が懐かしいからですね。子供の頃食べた、お母さん手作りの味やおばあちゃんの手作りの味を思い出すような製品に人気が集まっているということです。

作られた手作り感はバレる

 

懐かしさを求めてふるさとの味や手作りを求めるとするとやはりそこには「手作り感」が必要になってくるのは理解できますね。一つ一つ微妙に大きさや形が違う製品には機械には作り出せない独特の人の手を感じる完成度があります。そこから「人の手のぬくもり」が伝わり「手作り感」となっていくのだと思います。作っている姿は見えなくともお母さんやおばあちゃんが作っている姿が想像出来る製品にはやはり「美味しい」と言うイメージがありますよね。

手作りの感触

 

さて手作り感の大切さや人気、その理由などについて書いてきましたが果たしてその「手作り感」は本当に伝わっているのでしょうか?一つの例として言うなら「大福」を作るとしてその「大福」の容器はプラスチック製がいいのか?竹の皮がいいのか?考えてみるとすぐにわかりますよね?中にもしも「バラン」と言われる仕切りが入るなら笹の葉がいいか?ビニールがいいか?これもわかりますね。

実は細部から伝わる手作り感

 

少し極論として言うならラベルはどうでしょう?誰がどう見ても機械で作ったと思われるピカピカテカテカの紙に絵に描いたような丸ゴシック体の文字で「手作り」なんて書かれて「手作り感」を感じることはできますでしょうか?

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この話がどこへ行くかといえば今のシーズン、暑中見舞いや残暑見舞いがやりとりされる時期ですがそのハガキ、当然皆さん印刷であると思います。まぁ一行二行の手書きのコメントが入ったとしても住所などは通常印刷になるケースがほとんどであると思います。

文字から伝わる感触

 

そのフォントが「ゴシック体」だったり「明朝体」だった時はどうですか?もし手作り感を売りにしているビジネスがバリバリ「印刷物」で会った瞬間微妙に違和感を感じると思うのです。
「手作り感」を出す以上、人のぬくもりを感じるように設計される必要があります。それは季節の挨拶からカタログに至るまで一貫性を持って行うべきであると思います。それができないとどこか間の抜けた、何か今一歩感が否めない製品イメージが定着してしまうというものです。

ラベルから季節のお便りまで手書きで書いてみてはいかがですか?

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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