ふるさとRe:Boot研究所

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先日聞いた怖い話

約4分
先日聞いた怖い話
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先日地方の活性化に関する相談を受けた際とても怖い話を聞いてしまいました。

地方で生活されている方は常識と思われるかもしれませんが、これは一地域のみならず日本の未来にもなりうる話です。

怖い話とは

 

ある地域にとても有名な特産品の生産地があります。あまりに有名すぎて名前が出せないくらいです。笑

その生産地で農業をされている方からの相談があったために話は現地の話になっていました。

 

 

 

 

大きすぎて、、、

 

その地域、生産品が有名なので現地加工のための工場があります。その話の際にそこで加工場を持っている会社の話になりました。

「赤字らしいです」

「何をやっても上手くいってないようですよ」

「社長が有力者なので誰も口出ししないですね」

なんてことを聞いていると

借金が多すぎて潰せないんだって」

なんて言葉が出てきました。これは「穏やかじゃないな?」と思い「どこの金融機関?」と聞くとその工場がある市町村と県からの金だというのです。その金額が大きすぎて誰も潰せないというわけです。

 

 

 

 

虚構の有力者

 

これってアメリカと同じじゃないですか?世界の基軸通貨として発行料が多すぎるために赤字に転落しても誰も潰せないと言っているわけです。そして米軍が駐留している国から金を集めて国家運営しているわけです。

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これをどこで止めるのか?というとその術はありません。なぜならその運営を止めた人が「潰した犯人」とされてしまうからです。

 

 

 

 

ベルリンの壁が壊された時

 

ベルリンの壁が倒れた時、そのきっかけは東ドイツの政府高官のインタビューから始まりました。

「今後ベルリンの壁は撤去していく」と発表したところ、記者の一人から「いつからですか?」と聞かれて「直ちに」と答えてしまった瞬間、東西ベルリンの若者が壁に集まって破壊を始めてあっという間にドイツは統一してしまったのです。

この政府高官は「ベルリンの壁を壊した男」として歴史に名前を刻んでしまったことになります。

 

 

 

 

赤字も消えるが工場も消える

 

おそらくこの地域もその加工工場を潰すと一生「加工工場を潰した男」と呼ばれてしまうことをみんな恐れているのでしょう。

そして税金が底をつくまで儲からない運営を続け、ゾンビのような企業が幽霊のように生き続けるのだと思います。

 

 

 

 

続く赤字の流れ

 

しかもただ維持すればいいというものではありません。

その加工工場のある限り永遠に維持費は支払い続けなければならないのです。

公的な資金を持ってでも支え続ける必要があるのですから。

 

 

 

 

ゾンビに生き血を吸われる地方

 

とはいえ一般民間企業からしたらこんなに怖いことはありません。

多額の納税を要求されて、納税した瞬間こういったゾンビ企業に金が流れ、ある時気付いたら夕張市のようになってしまう可能性すらあるのです。

優良企業はあっという間に県庁所在地へ引越しを検討してもおかしくありません。

地方をめぐる産業はこれから地獄の釜の蓋が開くようなことが度々見られることになるかもしれません。

 

 

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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