ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

デュアルライフの視点

約5分
デュアルライフの視点
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人が暖かいとか、温もりのある地方とか言葉にしているエリアは多いと思います。しかし残念ながらその実体はだいぶ言葉とは異なるような気がします。

例えば地方は村八分と言う習慣は消えていませんし、今でも一歩間違うと他所者はいきなり爪弾きに成りかねません。

 

 

 

 

地方は決して悪じゃない

誤解がないように言うと決して地方は悪人の集団ではありません。

都会よりははるかに深い人間関係が構築されている環境です。

ただ都会と比較してより親密すぎる環境が息苦しいと感じる人にとっては時として残酷な環境に成りかねないと言うのが現実です。

 

 

 

 

移住する側も受け入れる側も

 

外の世界は地方の人たちから見ると脅威です。

その脅威がふるさとを傷つけるかもしれないとなれば心穏やかではないことには間違いありません。

当然用心深くもなりますし、安全を確保すると言うのはかなり言葉が大げさかもしれませんが、親から引き継いだ田畑とカワイイ子孫を思えば当然と言えば当然と言うものです。

「郷に入っては郷に従え」と言い切らない限り他所者を受け入れることすら抵抗があるものです。

 

 

 

 

移住する側も

 

移住したいと考える人は若いほどいいとされています。

残念ながら高齢者社会が待っている日本にとってこの事実に変わりはありません。

若ければ社会適応力も高いですし健康で元気なので地元にも溶け込みやすいであろうと言うのは容易に想像出来ます。

 

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ある程度の年齢になってしまうとなかなか習慣は抜けませんしその環境を維持しようと言う本能(心理学用語でホメオスタシスと言います)が働き、いつもと違うことを行なうには大きな抵抗が出てくるものなのです。

このホメオスタシスは地方の地元民も同じです。長年培った伝統と風習を変えることは最も大きな抵抗になるのは全く同じ心理的メカニズムが働いています。

 

 

 

 

溝を埋めるために必要な努力

 

この溝を埋めることは至難の業であると思いますが、埋めようとしない限り永遠に解決すること貼りません。

全ての問題を解決することにはなりませんが一つのヒントをお話ししておこうと思います。

 

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それは子どもたちの交流を使うことです。

子どもたちは習慣の垣根は低いです。

もちろん都会からの転校生などはイジメの対象になることもあり、いきなり移住は避けたい所ですが、山村留学をあちこちのエリアで体験させてみて気に入ったエリアに住めるようにしておくと言うことです。

そうすれば子どもが都会から地方に移住したい時にはスムーズに移住が可能になります。

もちろんメインの居住地に住み続けるのもひとつの手段なので、将来、絶対的に移住する必要はありません。

夏休みとかお正月とかを地方の山村で過ごすことで日本の伝統や分化、風習なども学べます。

盆踊りなども地方の習慣的に学ぶことが出来ます。

部活や塾などが忙しくない限りはそう言った環境に身を置いて暮らすのはとてもいい経験になるはずです。

 

 

 

 

親御さんの選択

 

では親御さんはどうしたらいいか?と言われると、残念ながら完全移住はあまりオススメは出来ません。

もちろんとても気に入ったエリアがあって、地元民からも大歓迎、自分もその地方を「ふるさとだ」と言い切れる人は移住しても構いませんが、基本的に大なり小なりの保険を用意しておく必要があります。

 

 

 

 

どうやったらうまく地方にとけ込めるか?

 

それは「デュアルライフ」にするということになります。都会と地方の二拠点生活をしておくと言うことですね。経済的に余裕がある方は三拠点あってもいいと思います。

さらには海外と日本と言う二拠点を選択をする人もいることでしょう。

こうすることでいざという時はその拠点を離れればいいと言う選択が出来ます。中には本拠地を手放す人もいるかも知れません。

またちょっとした小さなトラブルであれば少し時間を開けることでまた落ち着くことが出来るかもしれません。

 

 

 

 

地方は都会に拠点を持つべき

 

同様に地方は都会に拠点をもつこともいいと思います。「そんな金はない」と言うのであれば都道府県と連携して都心部に格安で連泊出来そうな物件を確保するのです。地方の人たちが自分の県が持っている施設に簡単に宿泊出来るようにしてあれば都会と地方を行き来出来るわけです。

クリエイターの高城剛さんは「移動距離はインスピレーションの量に比例する」と言っています。

移住を検討中の方も、移住を受け入れる地域も二拠点生活を視野に入れた生活を考えてみませんか?

 

 

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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