今、私は神奈川で話題になった図書館に来ています。
同様の図書館が佐賀県にもあると聞きましたがまだ行ったことはありません。
オシャレなカフェと大型チェーン店の書店が入った図書館はインターネットが使い放題、本も読み放題です。
CDやDVDなども置いてありかつての古ぼけた図書館とは違う進化した図書館を感じさせます。
こういった図書館がどこにでも作れるのか?と言われれば「不可能」と答えることでしょう。
予算の問題もありますし、そもそもテナントとしてオシャレな店が入ってくれる保証はありません。
そのため利用者数も増えることはありませんしある意味、地方の小さな図書館は進化する図書館とは裏腹に致命的に厳しい現実が待っているかもしれません。
どこにでも必ずある図書館
ここに一つの可能性があります。
それは学校図書館です。
どの学校にも必ず図書館があります。
大きい図書館もあれば小さい図書館もあります。
古い本から新しい本など様々な環境が用意されていますね。
しかし年々児童数は減りその規模も図書館の進化はおろか維持するのがやっとのレベルになってきていませんでしょうか?
そう言った図書館のそばに様々なものを併設していくわけです。
商業施設が店舗を集めて進化させているように、例えば銀行のATMとか郵便局とかを併設するのです。
道の駅に図書館?
もちろん地元の道の駅のそばに図書館を移設する方法もありますし、現代ではインターネットで読める本もたくさんあります。
いわゆる寂れていくだけの図書館に喝を入れるにはチャンスがたくさんあるのです。
あくまでも推測ですが、おそらく最初にオシャレなカフェや書店を図書館内のテナントにした地域は図書館の運営を「丸投げ」したというのが本音でしょう。
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進化というよりは運営放棄に近かったと思います。
しかし入ったテナントはいわゆる一流の運営を知っていた。
だからこそ図書館を進化されることができるようになったと言えるのではないかと思うのです。
学校図書館の行方
現在学校は児童数が減少し統廃合が盛んに行われています。
都心部は児童数が増えて学校が足りなくなってきていますが、それでも極めて狭いエリアの一部での出来事です。
となれば地方の図書館の大半は廃校になる可能性があります。
図書館も併合されるのでしょうが、同じ本が何冊もあるなんて状況になるのはあまりいいことではありません。
新しい運営に変わる際に貴重な古書を何冊も廃棄してしまった例もあり、出来ることなら図書館だけでも存続したいところです。
図書館の未来を探して
道の駅を併設させたり観光施設を併設させたり様々な施設と併合し可能性を高める運営は進化する図書館のみならず地方の行政から見た施設の再利用の良き見本になることはまちがいないでしょう。
それらを考慮すると学校の図書館を進化させる意味は決して小さくないのではないかと思います。
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