ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

風習を伝えること

約3分
風習を伝えること
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日本は小さな国でありながら各地域で微妙に方言が異なったり微妙に風習が異なったりします。

例えばお正月のお餅が丸か四角か違ったり、うなぎをさばくとき腹を開くか背を開くかなどほんの些細な差があります。

中には一本締めが他地域と異なるため移住後に移住者が恥ずかしい想いをしたなんて話も耳にすることがあります。

郷に入っては郷に従え

地域の古老がよく口にしていた言葉ですが、実は今、これが大問題になっています。

移住者を村八分にしてしまったり、移住者自体を拒否するような動きにもなりかねない地元の風習をどう考えるかは人口減の日本にあってはとても重要な状況になりつつあります。

伝えるということ

私が生まれ育った地域は葬式があるとその家の庭にある水道の上に半紙に描いた「臼の絵」を横にしたものを貼る習慣がありました。

意味はわかりません。

ただ代々受け継がれてきたことなのでその習慣が続いていたのを覚えています。

 

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また神棚のしめ縄の上から白い半紙を貼り、弔意を表していました。

(翌年の正月は行わない)しかしこれらのことは地元の大人から習ったことであり、紙に描いてあるわけでもなく、本に書かれているわけでもありません。

今必要な伝える作業

この風習の勉強会を行うことをしている地域は極めて少ないと思ってもらっていいでしょう。

中には「飲めない奴は移住してくるなくらいのことを言う地域はあっても風習を教えることすらしないのであれば人口増を拒否していると言われても致し方ないと思いませんか?

以前なら中学生くらいから学んだこと

以前は中学生くらいになると公民館や寺に集められてこう言ったことを教えたという地域もあるようですが高度成長期を経て大人数の移住があちこちで起こった結果、その風習も消えていってしまいました。

これは地元の風習の滅亡を近づけることであり、移住者との軋轢の溝を埋める努力を放棄したことを意味します。

歴史的記録として

この地元の風習を伝えることをDVDなどの動画にすることで歴史的記録にもなります。

また動画を見れば地元に移住したい人たちにとっても「自分に会う土地かな?」とか地元特有の気候や自然の特徴なども知ることができます。

(私の住む地域は「ヒル」が多いので山間部で子供達が遊ぶ時は必ず長袖、長ズボン、足首まできっちり隠れる靴下と運動靴です。サンダルとかは危険で山遊びには適しません)

スマホなどが使える時代だからこそ

今では簡単にスマホなどを使って動画を収録できます。仮に市町村レベルでこう言った講習会や勉強会を管理するとしてもYouTubeなどにアップして著作権管理をするだけですからコストも格安です。

移住者が増えないことを嘆くより移住に必要な情報を大きく開示してみて日本中にふるさとの風習を知ってもらうのもいいと思いませんか?

 

 

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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