ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

耕作放棄地が宝の山に変わる瞬間

約3分
耕作放棄地が宝の山に変わる瞬間

 

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宮崎県の川南町で作られている「トロントロン」と言う芋焼酎川南町の耕作放棄地で栽培された芋から作られていると言います。

例年仕込まれているようで、川南町の特産品の一つに指定されています。

災害危険指定区域の土地

耕作放棄地の扱いに困っているのは地方だけではなく、九州で最も人口がある福岡県でさえ住宅が災害危険指定区域内にあるがために建替えも出来ず、かといって買い手も見つからないで困っていると言うケースが増えています。

このような行き先の無い土地を維持するのは大変なことですしその土地を受け継ぐ御子孫の責任も重くのしかかってくるのは明白です。

まだ救いが在る耕作放棄地

こういった事例が増えて行くこと自体、耕作放棄地はまだ可能性があるのかもしれません。

農地は貸したり売ることはまだ買い手や借り手を見つけやすいと言えるのではないでしょうか?

今では空き地バンクのようなシステムを採用している市町村もあるので市町村内に在住していなくとも農地を使用してくれるのであるなら固定資産税と同額で賃借料などにすることも可能です。

何を作るのかと言う問題

問題はなにを作るか?の方ではないかと思います。

例えば自分たちが食べるためのものであれば「菊芋」などは外来種ではありますが放っておいても育つので手間が少なく、漬物から味噌汁の具まで使えるので自家用にはうってつけです。

もしくは専門的に生産を行なうのであれば地元の特産品や、高麗人参や牡丹など高額な野菜を栽培することで採算性を上げることが可能になります。

管理者はどこが?

またもう一つの選択として地元の小中高校に農業の体験授業の規模を大きくして運営してもらうと言う方法もあります。

教育委員会や校長会などからは当初クレームが出るかもしれませんが子どもたちが土と触れ合う環境を授業に導入するのは本来なら大切な内容ですし、受験戦争に追われて地元の土と戯れない子どもたちが増えてしまった反動は在って然るべしと言えるのではないかと思います。

教育と農業の関係性

 

教育の現場と農業の生産をコラボレーションする理由のひとつは近年の農業ブームです。

各地で農業高校の進学率が上がり農業に対する興味を持つ若者が増えている今だからこそ小中高で農業の体験が出来る環境を充実させて増えて行く耕作放棄地と休耕田を復活させる選択をするべき必要が在るのではないかと思います。

地元企業との連携を考えて

地元の企業も産学協同に対する補助金や助成金の関係で以前より学校との連携に対する垣根が低くなって来ています。

耕作放棄地と休耕田の解消に企業と地元の教育が手を取り合って発展的な問題解決に向けて連携をして頂きたいと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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