ふるさとRe:Boot研究所

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教育の現場にマーケットを

約3分
教育の現場にマーケットを
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古来より教育の現場と宗教施設は密接な関係がありました。

日本の寺子屋は寺という字が付くくらいなので「寺」の敷地で始まったことが伺えます。

西洋でも教会や修道院で教育が始まったのはよく知られていることです。

(元々、修道院は孤児を預かったので教育を行なっていたために学校のイメージが強いのでしょう)

 

 

学校運営の資金源

宗教施設は寄付により賄われるために学校運営も寄付により運営されると想像がつきます。

しかし歴史的背景を見ると寄付により潤う宗教施設はごく一握りしかなく、それに付属する学校運営も本来ならば潤沢な資金運営はありませんでした。

一部の権力者が私塾のような形で子息を学ばせるケースは極めて少なかったことが伺えます。

では、孤児がたくさんいる教会や地方の廃寺、廃社寸前の寺社はどうしたかと言えば農作物のようなものを加工して販売しその運営に当てていました。

今でも「〜餅」とか「〜漬け」などの名称のものは宗教施設発端のものが少なからずあります。

 

 

 

 

年間3千万円稼ぐ高校

このサイトで以前紹介した福岡県立八女農業高校は県の運営に基づく学校ですが、その生産品の販売の構図はかつての宗教施設が行なった学校運営同様、採算性のある魅力的な製品を世に出しています。

その結果、中小企業の社長の年収程度の売り上げを生み出しているわけです。

 

 

 

 

学校で育てるもの

思い出して欲しいのですが小学生の頃、学校でヒマワリを植えたりジャガイモを育てたりしませんでしたか?

授業の一環とはいえ結構本気の収穫に子供ながらに驚いたものです。

あの収穫物は生徒で分け合ってしまいましたが販売したらいくらになったでしょう?

 

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子供達が遊び半分で作ったのにも関わらず、その収穫量から考えて数千円から数万円分の野菜などがとれたのではないでしょうか?

何気なくもらってきて食べてしまっていましたがあれはあれでそれなりに価値のあるものです。

また地元の子供たちの生産物が売られるとなれば地元の話題も出て来ます。

 

 

 

 

道の駅での販売協力

そんなことから近年は学校の敷地内だけでなく近隣の道の駅なども協力してくれて販売を手伝ってくれます。

地元の子供達のために応援をしてくれるわけですね。

(自分たちの子供や孫が栽培した米や豆を売るとなれば応援しない大人はいないでしょう?)

 

 

 

そもそも教育のために

教会や学校がバザーを行い運営費を賄うように授業で行なった農作業の収穫物を販売する、これは単なるお金の問題ではなく、マーケットのニーズを知ったり、地元の人たちとの交流を深めるのに最適なイベントではありませんか?

そんなチャンスを生み出す必要がある時代になって来たと思います。

 

 

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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