ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

日本の文化に回帰していく学生たち

約3分
日本の文化に回帰していく学生たち
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再注目される日本文化

近年和服や日本食に回帰していく学生たちが増えています。高校生がお茶を入れるコンテストに入選したり、浴衣や和服を手作りしたりするイベントが増え中高年よりもむしろ若い世代の方が日本文化に対しての造形を深めつつあると言っても良いでしょう。

 

 

 

 

伝えるのは教育の現場だけで大丈夫なのか?

この学生たちの日本文化を愛する気持ちを継承するにあたりそれを伝えることができるのは教員だけだと言う意見があります。子供たちを小中高と12年間の成長の期間として見ることが出来るのは親と教員しかいないと言うわけです。しかしながらその教員たちの世代自体が日本文化に全く興味を持たないまま10代を過ごしまったとなるとそれを今の若い世代とされる学生に継承して行くと言うのは至難の業になってしまっているのではないでしょうか?

 

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かくいう私も1970年代〜80年代に学生時代を過ごしましたが、日本の文化や歴史に関しては受験勉強に必要な内容以外は全く興味がありませんでした。友人の親御さんがお能の先生や茶道の先生であったがために多少は聞きかじったことはありますが、自らが率先してその文化と歴史を継承するための学びがあったとは到底思えません。

 

 

真の語り部とは

では誰にその文化や歴史の語り部になってもらうのかと言えば「高齢者」に他なりません。現在、中高年が「悪」であると言う風潮が蔓延しています。もちろん中にはそう言う変わった人もいますが、親から継承して来た生活や風習をそのまま大切に守っている中高年は地方にとてもたくさんいるのです。その人たちが子供たちに対して口をつぐむのではなく、率先して語り部となってくれれば自ずと文化と歴史は継承されて行くのではないでしょうか?

 

 

郷土学習の重要性

私が高校生の頃、地元の文化を担う人たちを月1回学校に呼んで「郷土学習」なる授業があったのを覚えています。「ささら」と言う手作りの民族楽器を使って郷土民謡を唄いながら「ささら」を打つ授業は当時こそ「何の意味があるのか?」と思っていましたがとても価値ある大切な内容であったと思います。それは中高年の歴史の担い手と若い世代を支える中心的な存在である高校生の貴重な接点であったと言えるのではないかと思います。

(まとめ)企業も学校もグローバルな教育に出来る

近年、来日する外国人が増えています。国の政策としてその経済的負担を国が支援する形をとっているので受け入れる側の学校や企業の負担も軽くなって来ているのです。その環境を考えたとき、外国人に日本の文化と歴史を紹介しながら小中高生にも地元の文化と歴史を学んで行かせることを平行して行なうのは実に効果的な手段ではないかと思います。

 

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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