ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

SGH甲子園

約3分
SGH甲子園
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文科省主催のプロジェクト

文科省主導で開催された「スーパーグローバルハイスクール」の発表が関西学院大学西宮上ケ原キャンパスにて行なわれました。

SGHとは2014年から文科省に指定された179の高校が国内、国外の大学や企業と連携し5年間で研究課題に取り組み様々な能力の開発を行なうと言う活動です。今回は101校が参加しプレゼンテーション部門、ポスター発表、ディスカッションの3部門での発表が行なわれました。

 

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いくつかの部門の中で特に目を引いたものはポスター発表で兵庫県内の高校生が「やさしい日本語で地域活性化」と言う題名で外国人向けの観光案内は解りやすい簡単な日本語にすることによってスマホやタブレットなどでの翻訳を簡便にし、コストの低い方法で、地元の有効な情報を多言語で広めることが出来ると言う発言があったと言うことです。

やはりテーマはマルチリンガル

かねてより、このサイト内では観光案内などはマルチリンガル化を計ることをお伝えして来ましたが高校生の研究でも同様に、効果的なPRにはスマホやタブレットなどの翻訳機能を活かした情報発信が有効であると認識があると発表されたのはとても素晴らしい研究であったことが伺えます。

今後AI化が進むにつれて翻訳機能の有効化はさらに加速し、事実上言語の壁は概ね取り払えることになる時代が来るでしょう。そうなれば子供から大人まで言語の壁を越えてコミュニケーションがとれることとなり、そのためのツールであるスマホやタブレットなどの機能をいかに有効に使えるか?と言う点にポイントが置かれることは明白です。また同時にその過渡期である現在は一足飛びの難しい翻訳ではなく、日常会話を簡単に行なえるレベルの会話を正しい言葉で翻訳してもらえることが最も効果的にマルチリンガル化を計る近道になると言えるでしょう。

高校生の視点

QRコードを使った音声の観光案内や、ネット上で行なわれる機械翻訳などももっと多岐に渡り活用すべき所ですが、なによりその使い方を上手に地域に広めるためにも「簡単な日本語」と言う大前提であり当然の常識の部分の大切さを無視することは出来ません。そう言ったポイントを高校生の見識で想定してもらえると言うことは心強い限りであると思います。

地域の対策のヒント

2020年の東京オリンピックターゲットのインバウンドの外国人旅行客の獲得に予算を割く都道府県、市町村が多い中、ローコストで確実な案内を行なうことは東京オリンピック以降の外国人観光客の獲得や移民政策などにも有効に使われることでしょう。

高校生の活躍はふるさとを元気にします。これからの研究にも期待したいですね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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