人口減の渦中
現在日本ではものすごいスピードで人口が減っています。神奈川県では場所によって火葬場が一週間待ちなんて話も耳にします。言ってみれば税収は減り、人口は減る。これは世界的に見て衰退と言われても致し方のない状態です。また同時に不動産もあちこちに空き物件が増えていわゆる「大家さん」も苦境に立っています。この問題に対する答えを「家賃の値引き」程度に考えていると今後大変なことになります。なぜなら家賃が入らないと大家さんは困るので値引きを始める→みんなが値引きを始める→体力のない大家さんから撤退並びに売却→残った大家さんも店子の入居のためにいろいろハードルを下げ始める(外国人の入居やペット同居可など)すると不動産の質が下がります結果として物件が傷んで行ってしまうということになります。
今は衰退期
ただ、ここに大きな間違いが潜んでいます。人口減による衰退は経済的衰退を招き、結果的に国力は落ちます。しかしこれは退化しているのではありません。人口が増えるということは必ずどこかのタイミングで減少するということです。中国もインドもアフリカも人口は爆発的に増加していますが、どこかのタイミングで必ず減少に転ずることは必至です。
スポンサーリンク日本もかつては爆発的に人口が増えて黙っていても物は売れ、家は埋まっていった時代がありました。しかしその栄華を極めた時代からわずか50年程度で衰退の一途をたどる国となっています。
国力とは
株価が国力ではありません。国民総生産が国力ではありません。人口が増えていく際、何もしなくても経済が活性化していくことこそが真の国力の増強です。戦争で無理やり引き起こす好景気などは自ずと消えていく定めのもの。真の豊かさから生まれる国力ではありません。
しかし現在人口が増えている国は国力が上がってきています。かつての日本のようです。では日本は単に衰退しているだけなのでしょうか?
歴史の流れを俯瞰で見ると
答えは「No」ですね。なぜなら数十年後、今の人口増加が起こっている国も必ず人口減に転ずるからです。ということは、現在の日本は決して退化しているのではなく、進化しすぎているというのが正しい答えだと思います。
戦争という名の経済活性化も行わず、国民に重税を課し海外へどんどん資金を流出させる国家運営は現在の栄華を極める国の未来の姿なのです。
衰退ですら最先端の事象であると言うこと
その意味において日本は世界で最も先端を行く進化した国と言えると思います。同時にそう言った進化の果ての国家運営を世界はどう学んでいくかが興味の果てないところでもあります。
単なる衰退ではない日本国家を国民の皆さんは注視してほしいと思います。
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