ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

観光農園を様々に活かす

約3分
観光農園を様々に活かす
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いちご狩り、ミカン狩り、ぶどう狩り?

観光農園と聞くと常に「みかん狩り」とか「ぶどう狩り」とか「桃狩り」とかを想像する方が多いと思います。実際、そのパターンで一度観光農園を始めてしまうと「止められない」というほど通常の農家さんより現金収入が増えるケースもあるようです。

 

 

なぜ今更ながらにこのお話をするのかといえば観光農園のキモは「収穫」を観光客に行ってもらうというのが主たる売り上げです。そのため収穫期に当たらない時期はどうすればいいか?などと考える人も多いと思います。海の家やスキースノボの民宿に代表されるように一年の売り上げを3カ月程度で稼ぎ、残りは出稼ぎや周辺のアルバイト、または農業などで補う方は多いと思います。近年ではインターネットがあるので農業であれば「直販」とか大手通販会社のサイトに登録なんて方法もあると思います。

 

農作業を行なう観光農園

しかし今回お話するのは少し毛並みが異なります。というのも、この話が出たのは「タケノコ掘り」の観光農園化の話を相談された時でした。タケノコを掘るのは果たして「観光農園」としては効率がいいのか?というお話でした。正直なところタケノコは都会でこそ高額で取引されますが地方では誰の家の裏にも出てくる簡素な食材、菊芋と並び栽培の手間のかからない食材です。それが観光農園としてはどうなのか?という相談だったのです。

 

タケノコの刺身

タケノコ農家の皆さんならきっと笑いながら「簡単」と答えると思いますが、実はタケノコも「生食」が可能です。都会の方は煮物程度しか知らない方が多いと思います。少し変わっていても「焼く」程度しかわからないのではないでしょうか?しかしタケノコは「刺身」で食べることが可能なのです。ただし大きな制約があり、収穫後30分以内に食べなければならないと言うものです。理由は灰汁が出てしまい、美味しさが大きく失われるからなのです。そのため収穫地以外のエリアでタケノコの刺身を食べることはありません。と言ってタケノコ農家さんはみんな知っていることなのです。

一般人は誰も知りません。一部の方が知っていても目の前で食べなくてはならないタケノコの刺身がどこで手に入るかを知る人は少ないと思います。

その土地でなければ経験出来ないこと

ここからわかることは「その土地にその時にいかないと食べられない」ものであれば観光農園化できるということを意味します。タケノコだけではありません。作業を手伝う感覚で収穫に参加すると一番美味しいところが食べられる。これは大きなセールスポイントではありませんか?もちろんタケノコ畑で根深く掘られていないタケノコをへし折られるのは後々のメンテナンスの大変さを物語りますが、それも現物提供で観光客の皆さん手伝って貰えばいいのです。

観光農園の活かし方は収穫以外に人を集められるか?にかかっています。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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