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観光大使の任命

約3分
観光大使の任命
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増え続ける観光大使

現在、芸能人からオリンピックのアスリートに至るまで各地でご当地「観光大使」の任命が相次いでいます。アイドルを起用するなんて言うのはとても「ありがち」とは言え鉄板な選択です。ギャラの問題などは調べていないのでなんとも言えませんが、駆け出しのアイドルたちにとって地元という看板を背負っての活動が「公認」されるのであれば決して悪い話ではなく、むしろノーギャラであっても「任命されたい」役職なのではないでしょうか?

 

知名度が必要な人にとって

これには面白い背景があります。かつてのようにテレビしかメディアがない時代(ラジオもありましたが)当然情報の流入ルートは限られていました。言うなればテレビがなければ時代においていかれたわけです。そのため「観光大使」に任命されたとしてもメディアの露出がなければ誰にも知ってもらえないという背景がありました。最低限「新聞」に掲載されてやっと地元民からは「あの子はここの出だったか?」と思われる程度の話です。NHKの朝の連ドラの準レギュラークラスでやっと「おらが村の〜ちゃん」と言われるレベルであったと思います。

 

個人配信が可能な時代

ところが現代はネット社会。極論自分で「配信」したければ自由にできます。ほぼ無償でも配信できる以上、公共がこのシステムを導入しないとしたら単なる手抜きと呼ばれても仕方ない状況です。言い換えると「予算がない」という言い訳ができない時代に入ってきているとも言えるのです。スマホ一台(通信費)ネット環境(光回線)があればどこからでも配信出来る訳で、その予算がないとなればそれこそ、その地域の公共は「破綻している」と言われかねません。

 

知名度は高いほど有利

あとは地元のヒーローヒロインをと言いたいところですが、それで盛り上がれるのは地元民だけです。もちろん国体養成選手でもいれば話は別ですが地元民がこぞってネットラジオやYouTubeを見たところでアクセス数は限度があります。かといって巨額の広告費として広告代理店に丸投げしたらいくらお金が飛んでいくかわかりません。どこかの市町村のように「大きな人脈」でもない限りそこに決断を求めるのは難しい選択となります。

 

アスリートも有効な観光大使

 

そこで地元出身の芸能人やアスリートを観光大使に任命するということになるわけです。知名度もさることながら公共性や本人の応援の訴求力にもつながる条件なので快諾される可能性が高く、お互いがWin-Winな条件になりやすいと思っていいでしょう。

また地元出身者であれば親近者も地元にいることが多く、直接親御さんやお子さんを通して「観光大使就任」を打診できるメリットもあります。

まだ「観光大使」の任命を行ってない地域は是非とも「観光大使」の任命を行うことをお勧めしたいと思います。

 

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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