ふるさとRe:Boot研究所

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地域で桃の節句

約3分
地域で桃の節句
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庄屋の節句

これは地域によって江戸時代から続くこともある祭事ですね。お雛様とは元々厄払いのために紙で作られた雛人形を使い、お祭りの後はその罪と穢れを背負い川に流されると言う使い方をされていました。その為、「片付けが遅れると嫁の行き先が無くなる」と言うのは後付けの理由で、本来は「罪と穢れ」をいつまでも家の中に置き続けるのは良くないと言う考えからお祭り後は早急に片付けるとされるようになったわけです。

このひな祭りを地域を上げて人形を飾ると言う風習を持つケースがあります。大きなお屋敷がある地元の庄屋だった家や造り酒屋、作り味噌蔵などではやはり何代にも渡りたくさんの雛人形を一同に介して飾るという風習が残っています。

地域で行なうこと

近年は休耕畑や休耕田と同じく、ひな祭りを自宅でやるにも子供がいない家が増えて来ています。当然ですが雛人形も仕舞ったままと言うことになるわけですが、それを地域の公民館や体育館などを借り一同に飾ってみたらいかがですか?と言う提案をしたいと思います。

村祭り化計画

今既にやっている地域も、その飾りをするだけではなく春の祭りとしてさらに盛大に食べて飲んで唄える祭りにしてみてはいかがでしょうか?遠方からの集客の訴求力にもなりますし、第一活気が出ます。大鍋でお汁粉や鍋、甘酒などを振る舞う光景はさながら村祭りのようになり、土産物として地域の特産品やお菓子などさまざまな購買力が上がることが想定されます。

お雛様が飾れない家

また近年、都心部にお住まいのお子さんは家の大きさもあり盛大な雛人形を飾るわけにはいきません。せめて見るだけでも何百体もの雛人形を見せることで親御さんもお子さんも楽しませるイベントに出来ることが想像出来ますね。

私の知る地域では有料で本物の十二単を着ることが出来るイベントが開催されています。時間にしたら数分ですが写真は撮り放題、着付けもすべて地元のご婦人たちがお手伝いをしてくれて立派な姫の出来上がりになります。

地域でやれば負担も軽い

当然ですがこう言った本物の十二単を着るイベントを一軒の家や1人の人間で行うとなれば途方もない手間と資金が必要ですが、地域を上げたイベントのなかの一つのブースとしての出し物であればそれほど大掛かりな準備は必要ありません。話題性も大きい割に一度始めてしまえば毎年恒例行事となり話題作りに事欠かないイベントとなることが出来ます。

同様に端午の節句も地域を上げてまとめて行なうことで大きなイベントにすることが可能です。「うちの地域にはなにもない」と思ってるエリアの皆さん、例年の行事から地域で開催することを考えてみませんか?

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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