ふるさとRe:Boot研究所

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計画的農業の実践

約3分
計画的農業の実践

旧社会主義の遺物、、、ではなく

計画的農業と聞いて中学生や高校生の時に習った「ソ連のコルフォーズ・ソフォーズ」や「中国の人民公社」などを連想する人も多いかもしれません。しかし今回お話しするのはそれとは少し異なります。

近年、地域ごとの農作物、いわゆる地域限定での古来種の復活が流行っています。生産物だけではなく二次加工もお茶農家が明治時代の紅茶を復活させたりしています。温故知新と言われるように古えのベストセラーを復活させようと言う活動が流行って来ているわけですね。

 

古来原種の復活

例えば地元の幼稚園は芋掘りとか行ないますよね?あれを地元の古来種を使って行なったら話題性はありませんか?新聞などは喜ぶテーマであると思います。同じようにその古来種を使った開発品の素材としてを地域である程度一括購入出来るなら経済的にも農家は安心して生産が出来ます。

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もちろんそのためにはいい開発が必要ですし話題性のある開発を行なわなければなりません。ただしそれが出来れば地域で年間「何トン」と言う需要が見込めます。「〜特産の〜」と言うキャッチフレーズが出回れば自ずとそれを目当てに来る人たちも出て来ますし、更なる新製品の開発のきっかけにもなります。

意外に生産コントロールは難しく

そのためには「作りました」「余りました」と言うわけにはいきません。かつてのJAが行なっていたような「一括納入」に近い形になるかもしれませんが、地域を上げて計画的に行なえば安定供給にもつながりますしさまざまなマーケットが想定出来るようになると思います。

 

 

景気のいい話

このような話をすると「そんなに簡単に上手く行くか?」と思う人は多いと思います。実はこの1ヶ月の間に「大手のメーカーがある農作物を20万トン欲しいと言っているが、生産が不作で追いつかない。しかもその農作物の生産農家は数件しかなく作れれば売れるのに今年は5トンしか供給出来ない」と言う話を聞いたのです。(厳密には生産方法の相談を受けたのです)

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さまざまな不況が噂される昨今ですがこんな景気のいい?話もあるのです。こう言った問題を解決するのは残念ながら一軒の農家では無理です。地域を上げての対策が必要なのです。似たケースだと島根県の高麗人参などは同じようなパターンです。しかも高麗人参は6年栽培、6年休耕で12年に一回程度しか作らないのでその休耕期は牡丹の花を作っていると言います。なぜ高麗人参と牡丹かと言えば両方ともとても高額な生産品だからだと言います。

計画的な農業を考える必要性を感じるのであればぜひ参考にして頂きたいと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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