
山形県のかき氷
山形県には真冬なのにかき氷を販売しているお店があります。厳密には「一年中」かき氷を販売しているのです。意外と思われるかもしれませんがこれが「大好評」と言われていて県外からも食べに来るお客様も後を絶たないとのこと。元々他のメニューも販売されているのでお食事に見えたお客様のお連れのお子さんたちがオーダーされるのかもしれませんがかき氷を目当てに雪降る県外から訪れるのはちょっと驚きの光景かもしれません。
食べられないから「食べたい」
人間には不思議な心理があり、「食べられないもの」と聞くと食べてみたくなるものなのです。それは季節がら食べられないものから毒に至るまで古今東西、食べることができないもので起こる事件や事故は後を絶ちません。生魚の世界では釣ってすぐの硬直状態よりも数日して硬直がとれた頃の方が美味しいと言われています。さらに言うなら腐り始める直前が一番美味しいなどという人もいます。
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例えば少し前に話題になった「フグの毒」ですがどんなに資格のある調理師以外はフグをさばいてはいけないと言われても数年に一回くらい必ずフグの毒の中毒があります。同じように毒キノコもそうですね。食べたら危険と言われているのに食べてしまう。これは人間の習性なのかもしれません。よく見た目がカラフルなキノコほど「危険」と言われていますが、それでもあくまでも見極める手段の一つに過ぎません。
牡蠣フライ?
同様に季節がら食べられないものというのはとても人気があります。例えば魚介類の「牡蠣」ですね。寒い時期が中心の牡蠣を真夏で食べるのはそもそも「危険」が伴いますが、その美味しさは年中人気があるメニューでもあります。同じように「寒ブリ」とかワインの「ボージョレー」も同じ感覚なのではないでしょうか?
秋田のソフトクリームも通年販売
いつも話題に出している秋田県の「ソフトクリーム」各道の駅に特産のソフトクリームがありますが、あれも一年での売り上げを見ると確かに寒い時期は売り上げが下がるそうですが「0」と言うことはないのだそうです。真冬で雪が降り積もる中にあっても一定の割合で売れ続けているのだと聞きました。県内の道の駅から逆算しても雪積もる秋田県内でも毎日100個以上のソフトクリームが販売されていることを意味しますね。
もし地元の特産品で期間限定品があるのであれば是非通年販売できる方法を考えてみていただきたいと思います。意外なほど大きな反響を得られるかもしれません。そしてその結果地元の特産品がさらに有名になることも考えられると思いませんか?
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