ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

廃棄物の行方

約3分
廃棄物の行方

実際にあった廃棄物の行方

これは実際にあったお話です。とある地域の会社からこんなお話が届きました。「廃棄物の和紙がある」「極めて薄くて使い道がない」「でもキチンとした和紙だから何か使い道がないか?」というものでした。

そこにある提灯屋さん

奇跡的にその地域はかつて「提灯」(ちょうちん)の製造が盛んな地域でした。今ではすっかり中国製にやられて開店休業状態のお店が数軒残るだけとなってしまいました。しかしまだれっきとした職人魂は残っており地元のイベントなどには積極的に参加していました。

つながりを活かす

この二つの話を見て「関連性」を感じる方は開発に向いています。なぜならタダ同然で手に入るものと衰退している産業は極めて相性がいいのです。片方は捨てるのに金がかかって手間がかかる、片方が仕事が欲しいが仕事がない。あとはプロモーション次第ということになりますね。

同様に廃棄される間伐材で小さな木工品を作ったり炭を焼くのも同じですね。廃棄されるものを上手に二次加工し製品化しているわけです。

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情報交換の場が必要

こういった情報を交換する場があまりにも少ないことにお気づきでしょうか?本来なら市町村の産業課とか商工会議所などが主導で情報共有をすればいいのですが日本国内はそういった取り組みが極めて少ないエリアと言っても過言ではありません。チャンスも可能性も共有されないことには活きてこないことは容易に想像がつくと思います。

学生も交えて

私はこういった情報共有の取り組みに学生のアイディアを盛り込むことがいいのではないかと考えています。最近の技能系高校、農業高校や工業高校は少し前の大学と変わらないレベルでの研究や開発が可能になってきています。また減少する学生への対策として産学協同などへの取り組みも盛んになってきています。学生の頃から現場を知るといういい経験にも繋がりますから素晴らしいチャンスが盛り込める可能性があります。

コンポストに見る補助金の使い方

少し前までは家庭から出る生ゴミを肥料にする「コンポスト」の助成金を各市町村で給付していたことがありましたが、正しくあれを企業間で行うことを提案したいと思います。産業廃棄物は減らせるし新たな製品開発も出来て状況によっては地域の特産品にすることも可能なのです。また過去において地元の歴史的な特産品で現在あまり売れていないものと上手に組み合わせることで奇跡的な大逆転劇を生み出すことも可能です。全ては情報共有がスタートラインにあるのです。

地域に眠るお宝を探してみませんか?

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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