ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

レモンをもらったらレモネードを作れ

約3分
レモンをもらったらレモネードを作れ

 

有名な名言

これはかの有名なディールカーネーギーも引用している言葉です。確かナポレオンヒルかジョセフマーフィーも引用していたように記憶しています。その引用の中に「ワニだらけの沼地をワニ園にした」話があったと思います。ワニを見てワニ料理を食べるというちょっと??なテーマであってもその人気はかなりのものであったようですね。

コシヒカリの特産地

さて、今でこそ「新潟県魚沼産コシヒカリ」は一大ブランドですが、もともとコシヒカリが品種改良の末に生まれたのは「福井県」です。ですがどういうわけか新潟県のコシヒカリの方が知名度が上がってしまいました。理由はいうまでもなく「美味しいから」です。

サクランボの流出

山形には「佐藤錦」という有名なさくらんぼがありましたがその種をオーストラリア人留学生に持ち帰られたことからオーストラリアでの「佐藤錦」の生産が始まり世界でのさくらんぼマーケットを奪われつつあります。

果物のセキュリティ

上記の理由から福岡の「あまおう」などは県外への持ち出しは禁止され地元の農家さんしか購入できないシステムを導入されていますね。(とは言え近年、韓国へ密輸され韓国で「あまおう」を生産したけれど地質の違いなどからとても同じ品種とは思えない「ああおう」と呼べないような代物が出来上がったという噂もあります)

 

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話を戻すと、なぜ魚沼で「コシヒカリ」が生産されるようになったかというと土地がとても悪い場所だったからなのです。日照が少なく、水気が多く石がゴロゴロとある地質は何を作っても上手くいかないと言われる枯れた土地であったと言います。何も上手くできないから、これといって特産もなくて地元民は大変な時期を過ごされたと思います。ところがそこに品種改良を重ねて作られた福井産コシヒカリを植えた結果、なぜか気候と地質にピッタリと合ってしまったのですね。その結果本家福井県産よりも美味しくて人気のある「魚沼産コシヒカリ」が生まれる経緯に至ったということです。

 

大豆の生産

私も現在、とある地方で大豆の生産を試しています。その地域には有名な大豆があるのですが上手く品種改良が成されれば美味しさはそのままでもっと多収型の大豆が生産できるようになると思います。問題は気候と地質がその大豆に合うかどうか?だけですね。

これらの一連の話をご覧になってお分かりになったでしょうか?「レモンをもらったらレモネードを作れ」は単なる自己啓発の言葉ではありません。故郷を元気にするスーパーキーワードです。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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