ふるさとRe:Boot研究所

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都道府県の特色を出すこと

約3分
都道府県の特色を出すこと
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少し広い範囲での地域の特色

このブログでも再三、特色をどうやって出すかと言うことをお話しして来ました。今回はそのエリアを少し広げて都道府県単位で行なうとしたら?と言うお話をしようと思います。

このブログでも超初期の段階で「秋田県のソフトクリーム」について記事を上げたことがありました。日本で一番数多くの道の駅があり、その各道の駅に対してすべてオリジナルのソフトクリームがあると言うのは日本全国を見渡してもかなり珍しいことではないかと思っています。これは各道の駅が単独で考えても限度がある話ですし、県内の道の駅の足並みを揃える必要を考えると並々ならぬ苦労があったことは想像出来ると思います。

なぜ寒いエリアでソフトクリーム?

さて、ではこのパターンの特色はどうやったら出せるのか?について考えてみたいと思います。正直な所、秋田県は東北で寒いエリアです。普通に考えたら1年の半分は寒さでアイスやソフトクリームが売れるとは思えないのが常識でしょう。さらには秋田県にはかの有名な「ババヘラ」と言われる中高年の女性が夏期の間に道ばたでビーチパラソルを備え、アイスを売りまくると言う激戦区です。しかも人口も決して多くない環境にありながらあれだけの結果を生み出すのは奇跡的と言っても過言ではありません。

マーケットと人口

ババヘラの売上を見れば決して小さなマーケットではないことは想像ができます。ただ1年を通して考えるとその期間は限られています。しかし女性やお子さんは実のところ暑さ寒さに関係なく「暖かい部屋の中」でアイスやソフトクリームを食べることが大好きなのです。となれば真冬でも売れるのではないか?と考えたのが大きなポイントになったのでしょう。

隣の同業者

大阪のたこ焼きや広島のお好み焼き、福岡の豚骨ラーメンのように同じ店舗が隣にあることがハンデにならない文化はとても素晴らしいと思います。もちろん自然淘汰も含めその競争は激しいと思いますが、一度その領域での知名度が上がってしまったら地元を上げて日本全国を相手にその特産品で勝負が可能になるのです。

季節のハンデを乗り越える

今後は通販も含めた全国展開の出来る特産品に付いて考える人が増えて行くと思います。秋田の例でお解りの通り、1年の1/3が雪に閉ざされたとしても通販があればそこにハンデはありませんし、むしろ現代ではネット通販を通して知名度が上がることなども珍しくはありません。大きなマーケットを想定するならむしろそれくらいの積極性をもって開発を行なう方が夢も広がります。

少し大きなエリアを中心とした特産品の開発が着目される時期に張って来たと思いませんか?

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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