ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

コンテストと応援

約3分
コンテストと応援

特産品は地元の宝

地域内での特産品を誇りにする地域は多いと思います。「うちは〜が美味い。他所とは比較にならん」と言う人は多いと思います。またそれを使った製品を開発する人も多いのではないでしょうか?

ブランド力

世の中で有名な果物ってありますよね?例えばメロン。財政破綻してしまって話題になってしまった「夕張」のメロンなどはその代表例と言ってもいいでしょう。なぜ夕張メロンが有名になるかといえばメロンのコンテストで勝ち残れるからですね。コンテストで全国一になったメロンが初物で市価の10倍なんて価格で取り上げられるのもひとえに話題性のためです。

ランキングが生み出すブランド

これってコンテストが開かれているからこそのイベントです。日本人はランキングが大好きな生き物です。優勝とか1位とか某アイドルグループの総選挙などは国会の総選挙よりもはるかに人気があることは周知の事実ですね。

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こういった話をすると必ず「ランク外はどうなるんだ?」と言う人がいます。もちろんランク外は苦戦を強いられるでしょうし売れ行きもイマイチになるでしょう。だからこそ来年は頑張るわけですし、どうしても美味しいものが作れなかったら加工する道を選ぶことも可能です。どちらにしても「いいものはいい」として世に出せないと人口減の日本にあって売れ行きは下がる一方です。

ランク外の勝負

ではランク外の扱いをどう考えるか?について少しお話ししようと思います。例えばお茶ってありますよね?煎茶、抹茶、ほうじ茶、紅茶など様々な加工を行って出荷するケースがほとんどです。その中にあって「茶油」って聞いたことがある人はいますか?これお茶農家の中ではかなり評価が低い加工品です。なぜかと言うと「茶油」は「お茶の花」から採れるのですがお茶の花はいわゆる「うまみ成分」の少ないお茶にしか咲かないのです。そのため「お茶の花」が咲いたらそれは「その茶畑のお茶はマズい」と言っているのと同じなのです。そんなことから茶油を生産する農家は少ないということになります。

簡単に作れること

しかしながらうまみ成分が少ないということはそもそもの畑の手入れが少ないわけです。また荒れた畑でも茶油が取れるわけですから休耕畑でもすぐに復活が可能ですね。また流通量自体が少ないので生産すればすぐにでも話題になります。

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ここまで来てお分かりになると思いますがお茶のコンテストはありますが茶油のコンテストはありません。つまり誰もやらないことであればランク付けすら必要ないということが見えてきます。それでも話題性がありますからビジネス的には十分話題になることでしょう。

もちろん優秀な生産品は地域を挙げて応援し都心部での展示会やコンテストなどにもドンドン出展するべきであると思います。そう言った活動が未来を変えていくことになるのです。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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