ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

地域おこしにおける目標

約3分
地域おこしにおける目標
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具体的な目標

ふるさとを元気にするのに目標なんて必要か?と思う人もいるかもしれません。しかしこれはとても重要なことなので覚えておいていただきたいと思います。なぜなら毎年赤字だけを垂れ流すイベントが何十年も続いていたとしたら地元としてはその運営を疑わなければならないということなのです。

昔の祭り

以前の地域おこし、いわゆる小さなお祭り程度のものであれば地元民が豊作を祝い一年の労をねぎらいお互いの健康と来年の豊作を祈って楽しく過ごせればよかったということになりますが、近代のイベントはそうはいきません。もし地元のイベントを「やりまーす」「やりました〜」「盛り上がりました〜」で終わっているとしたらその運営はいささか「お粗末」であると言わざるおえません。

スーパーに負ける理由

現代、地元の商店街を復活させるにあたり必ず目の敵にされるのが「郊外型大型スーパー」です。値段も安く品揃えもいい。定期的なイベントが行われ子供たちが遊ぶ場所にも困らない。そんな場所に対して「何十年も同じ場所で同じ品揃えの代わり映えのしない商店」が勝負を挑んで勝てる可能性は極めて低いと言ってもいいでしょう。これは現代のイベントでもそのまま同じことが言えるわけです。もう少し具体的にどう言うことかといえば大きな地方都市、特に政令指定都市レベルであれば一回の花火大会とかを開催する際に必ず「観客動員数」の想定を行います。もっと言えば「経済効果」も計算します。そして実際にその通りだったかどうかも検討します。その結果、翌年以降のイベントをどう言った内容にして、どんな芸能人を呼んでどう言った広報を行うかを検討します。これが小さな市町村のイベントになると「鉄道会社と組んだから」とか「新聞広告を出したから」程度の理由で何も計測しないことなどは普通のこととなっています。

交通渋滞すらリスク

なぜ観客動員数の測定が必要なのかといえば、地元にたくさんのお客様が訪れた際に交通渋滞が起これば交通整理が必要ですし駐車場が足りなくなれば駐車場を調達しなければなりません。経済効果的に良い結果が出ていなければ広報活動に予算と人的リソースを割かなければなりませんし課題は山積していると言っても良いでしょう。それをわざわざ見ないということは結果的に向上する意思がない、いわば今年と同じイベントを何十年でも続けるつもりであると言っても過言ではありません。

地元の成長には計測が必須

そうなれば上記の地元の商店街と同じ道程を辿るであろうことは明白です。目標なきところに計測なし、計測なきところに向上なし、向上なきところに成長なし、成長なきところに幸福はないのです。

きちんと数値的な目標を作っていますか?

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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