人口が減っている時期
今回のお話は地方の人にとっては耳に痛い話かもしれません。なぜならこれからの日本の経済に関するお話だからです。今、日本は未曾有の不景気と言われています。サラリーマン家庭の1/3が年収300万円以下と言われている時代にあって「今に良い時代が来る」と言うのは幻想であると言わざるおえません。もちろん業界によって(介護とか)は今後も事業化有待に向かうでしょうがその分業界内でも競争が激しくなり改めて「余裕がある」とは言えない時代に入ってくると言えると思います。
人口減と雰囲気
ではなぜそう言った状況になったのでしょうか?これは実にシンプルなことで「雰囲気」が悪いのです。例えば貧困の中にあっても未来が明るければ人々の購買意欲は高まります。具体的に言うなら日本の戦後をイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。戦争が終わり人々が増えて平和な時代を謳歌し始めると自動的に経済が大きく回り始めます。未来に対する明るいイメージが広がっているからです。
経済は疲弊
それが今では人口は減る一方、高齢者は激増し保健医療は衰退し高額な診療ばかりが増えていってしまい人々の心は暗くなる一方なのです。これを解決するのは残念ながらお金を公共投資でつぎ込むことではありません。なぜなら公共投資はお金は注ぎ込みますがそれが一部の業者や大企業の社内留保に化けてしまえば市場に流通はしませんしむしろどんどん景気が冷え込んでいきます。
人口が増えない限り
これを克服しない限り経済的な回復は本来ありえません。中国がつい先ごろまで「爆買い」をしていた理由は文化大革命での大虐殺が終わり人口が徐々に増え始め外資の獲得率が上がったところから始まっています。つまり人口あっての労働力、労働力あっての経済力であるということになりますね。ところがそれを「お金はつぎ込むから景気は回復ね」と決めてつけてしまうのはあまりにも「思考省略」のしすぎであると言わざるおえません。
報われない未来
人口が増えるには未来を明るくしなければなりません。しかし今の日本にはそれだけの明るい材料がないのです。バブル華やかかりし頃、ネットバブル華やかかりし頃の日本の男性は明るかったと思います。頑張れば報われる。挫けなければ未来は開けると本気で思っていたと思います。それが今では「頑張っても報われない」「子供に暗い未来を渡したくない」といった時代に入ってきています。
人口を考えた時今までと同じ対策では故郷の元気が取り戻せないことが見えてきませんか?
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