ふるさとRe:Boot研究所

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財源の確認

約3分
財源の確認

謎の好景気

これはとある市の状態を聞いたものです。人口は減少の一途をたどっているその市でしたがとても羽振りよく道路工事や箱のも行政を行っていました。合併した他の市町村にも気前よく予算を割り振りとても不思議な光景であったのを覚えています。

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あるときその市と合併した旧村部の人からその実態をヒアリングしたことがありました。なぜそんなに財政の羽振りがいいのかと。すると驚くべき答えが返ってきたのです。

「国民年金積立金を切り崩して道路や箱物を作っている」と。

なぜか誰も指摘をしない不思議

市民は解っていてもそれを指摘できないとも言っていました。なぜならその市長が当選する前に緊縮財政派の市長が当選したのですが箱物から道路工事まで徹底した緊縮財政を強いたために市会議員から市役所職員までその元市長を嫌っているとのこと。よって何があっても元の緊縮財政には戻ることはないだろうというのです。

いずれは露呈する事実

戻ることはないかもしれませんが、いつかは綻びが露呈することになるでしょう。財政とて無尽蔵ではありません。いくら国民年金積立金があるからといって財源が枯渇するまで箱物行政を続ければ自ずと破綻して夕張市の二の舞になります。

北海道の夕張市は財政破綻で一躍知名度が上がりましたが元は炭鉱の町。炭鉱を廃坑にするにあたり予算を注ぎ込み夕張メロンのブランディングには成功したもののそこに至るまでの箱物行政と財政の放蕩が露呈し財政破綻、その後再建をかけて有志の職員などが必死にその対応に駆け回っていますが一向にその出口は見えません。むしろ人口は減り続け地域の疲弊は広がり先行きは自ずとしれています。

大多数の事なかれ

さて、こう言った緊縮財政が必要な人口減の中、それを顧みない政治と行政はどのくらいあるのでしょう?人口の減少返り見ることなくドンドン財政を使い果たしてその先を考えないというのはいかがなものでしょう?

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今後こう言った市町村は次々と露呈していくことでしょう。選挙の有権者の皆さんは今後の故郷がどういった舵取りになるのか財政の面からしっかりとその確認をする必要がある時期に入ってきています。

徐々に上がって行く税金

破綻したら破綻してから考えればいいと思うかもしれません。しかしその破綻に至るまでの人口減の中にあって税金は毎年少しずつ上昇し、最終的には現在の2〜3倍、5倍と上がって行く事でしょう。ある朝気付いたら税金が上がるなんて事はないのです。子供や孫のためにも今のお住いの地域がどういった財政なのか?知る必要がありますね。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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