ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

青森県高校総合文化祭

約3分
青森県高校総合文化祭

青森県特有の文化祭

青森県の高校生は他県と異なり少し変わった文化祭が開催されています。それは学校の垣根を越えて高校生が県全体で文化祭を行うという「青森県高校総合文化祭」というものが行われているのです。県内全域から5000人もの高校生が参加するこのイベント、文化祭という名の下においては「メガイベント」と呼んでもいいのではないかと思います。

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すでにイベントとしては38回を数えるこの文化祭。文化祭というくらいなので文化部が中心となり県内の複数の会場でその活動の成果を県民の皆さんに披露する最大の機会となっています。今年のテーマは「千人万花 ~個性の花を咲かせよう!~」個性の時代と言われる21世紀にふさわしいテーマとなっています。初日の八戸市で行われたパレードには県内各校の吹奏楽部やバトン部が参加してその腕を競い合っていました。

期間中は八戸市公会堂で「吹奏楽」八戸市公民館で「美術」八戸ポータルミュージアム「はっち」では「文芸」八戸福祉体育館では「書道」八戸市水産会館では「写真」など全19部門が披露されます。

通常の都道府県では

私もとある県の先生とお話ししたことがありますが、その県は文化祭に当たる文化発表会は基本的にあまり公開しない傾向にあると言っていました。おそらく20世紀の名残でいわゆる不良グループが近隣高校を「襲撃する」ことがあり、そのあたりから文化祭的なイベントは半公開的な会になっていたものであると思います。今時襲撃があるのはごく限られた一部の学校しかないでしょうし、基本的に志望者が増えて困る学校はありません。統廃合の影響もあり卒業生がまとまらない傾向も強くなってきていることを考えるとこういった取り組みの際に上手に卒業生の取りまとめを行い、今後の地域活性に役立てるべきではないかと思います。

高校生だから出来ること

昨今、町おこし、地域おこしが叫ばれる中こういった高校生が行う文化祭的イベントはとても貴重なことであると思います。地域色や学校の伝統を見せるにあたり最も恵まれた機会であり進学希望者とその親御さんに説明を行うにもこれ以上の機会はありません。

通学路を華やかに

また進学を通して地域に通学してくれること自体、地元の活気を与えることなので、それにリソースを割かないという選択はないと思うのです。実際、高校の通学コースにあるJR、私鉄各線の駅には卒業式の日に卒業生に向けてメッセージを公開することが流行っていると言われています。小さな黒板から大きなポスターに至るまで地元の交通機関ならではの地元高校生への応援メッセージがウケていることを考えると文化祭も同じように地元をあげて応援するのに十分な価値があるのではないでしょうか?

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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