ふるさとRe:Boot研究所

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マコモの復活

約3分
マコモの復活

本来は自生しているもの

最近はあちこちでマコモの栽培が増えているようですね。かつてはどの河川にも見ることが出来たマコモですが河川改修の影響ですっかり見かけることは無くなりましたね。マコモとは自然に河川に自生し水をキレイにすると言う特徴もあります。秋になると十五夜に飾るススキにも少し似ていて季節が違うと見間違えるくらい似ています。

神事の道具

かつては神社の神事にも使われていた麻ですが今ではマコモを代用することもあるようですね。名越の祓いと言う夏の大祭に作られる大きな輪である「茅の輪」の材料になったりお正月のしめ縄を作る材料になったりすることもありますね。

環境の改善に有効

今、マコモが復活する理由の一つとして水辺の環境を回復すると言うのがあります。マコモは水をキレイにするので自生させることで環境を改善するし、自然の景観を回復させると言う一石二鳥の方法でもあるのです。

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栽培の例

私が以前、マコモダケ(後述)を買い求めに行った時は自動車修理工場の社長さんがオイルの空き缶、20リットルの缶に土と水を入れて苗から育てていました。それでも環境に左右されやすく、年によって成長の具合が様全く変わると言っていました。その際にはマコモダケとお正月飾り用のマコモの穂を買い求めさせて頂きました。

学校でも栽培可能

これは一つの提案ですが栽培には危険もありませんし、出来上がったマコモは様々な課外授業にも仕えるので学校でも栽培可能だと思います。水の加減さえ間違えなければ枯れることもありませんし小学生でも栽培が出来るでしょう。

学術的には

ここでマコモダケについて少しお話をさせて頂こうと思います。イネ科のマコモ属の多年草で別名ハナガツミとも言います。万葉集にも出て来るくらい歴史がありタケノコをマイルドにしたような味です。普通のマコモの新芽に黒穂菌が寄生して肥大化したものがマコモダケになります。その中でマコモダケが黒く変じたものを真菰墨と言って黒い顔料として使われていました。

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中華風味は美味しい

ごま油などで炒めたりスープに混ぜたりすると中華風味でとても美味しい味になります。好き嫌いの少ないアッサリとした味なので飽きがこない調理が可能です。収穫は新芽が肥大したらすぐに収穫しないと黒い斑点が組織内に広がって大味になっていってしまいます。味も食感も落ちるので勝ちが無くなってしまうのです。しかしこの黒い斑点が顔料の代わりになる真菰墨です。

環境を変えると同時に様々な用途があるマコモを地元の河川で復活させてみませんか?

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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