ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

6次産業化について

約3分
6次産業化について

6次産業化とは?

実はこの問題はとても良く質問されることです。しかし私たちは少し疑問を呈したいと思います。元の語源は東京大学名誉教授の今村 奈良臣氏が作った言葉と言われいて1次産業の1×2次産業の2×3次産業の3=6次産業という意味からきています。

簡潔に言うなら生産(1次産業)から加工(2次産業)を経て販売(3次産業)までを一貫して行いましょうというものです。では誰が行うかといえば1次産業従事者が自らの生産物の品質を上げてさらに価値を上げるような開発や加工を行い、そのクオリティの高さをもってして自ら販売に乗り出す、いわば1次産業が高収益を上げるために行う成長的進化を意味し、1次産業圏全体を活性化しようという目的を持っています。

明るい未来?

とてもいいことであると思います。実際に私たちが地域の活性化をお手伝いし広報を行っていると「商品開発を手伝ってほしい」という声はとてもよく耳にします。もちろんそれに対する予算なども年々増額しその可能性の模索はどんどん加速して行っていると思っていいでしょう。

問題の本質

私は別事業で開発と小売業を営んでいます。その際に最も大変なことは何だと思いますか?

生産?確かに難しいですね。何しろ年々変化のある自然環境を背景にコンスタントな原料の生産は本当に大変です。しかし栽培方法などの進化によりその技術は向上し新規就農者も増加傾向にあります。

開発?確かに大変です。一般的な開発であれば他所と同じものになってしまいますし、新しい開発となると顧客に受け入れてもらえる保証がありません。しかし今では開発を請け負う会社もあります。またコンペ型の開発も徐々に一般化してきています。

販売?確かにどこで取り扱ってもらえるのか?を考えるとかなり難しですね。しかし近年は道の駅や大手百貨店の催事などチャンスは増加傾向にあります。そのため人気商品の開発ができたのであればある程度の販売は可能であると言えるでしょう。

一番難しいもの

では一番の問題は何か?といえば「広報」です。誰が何のために何を作ったのか?どんな人にどんなメリットを提供しその結果を享受してもらいたいのか?これを明確に伝える担当が必要です。場合によってはメディア的な活動に重きを置いて担当部署を持たせるのもいいかもしれません。新聞テレビラジオ、地域を決めた広報活動、地元他企業との連携など全てが広報を中心に回っていると言ってもいいかもしれませんん。

ネット社会がこの時代を席巻していることの理由に目を向けていただきたいと思います。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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