ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

地域限定の新しい形

約3分
地域限定の新しい形

理由はなんであれ

日本人は世界的に見ても「限定」と言う言葉に弱いと言われています。「限定販売」「限定生産」「地域限定」などですね。生産品の原料が限られていれば自動的に限定生産品となってしまいますが、過多の在庫を持つことが望ましくないと思われる場合はやはり「限定生産」を選択することが多いと思われます。

予算の関係や原料の関係とは言え止む負えず行なった「限定生産」が結果として知名度を上げて売り切れてしまうことに繋がると言うのはヒョウタンからコマとでも言いましょうか結果オーライな展開です。(経営者であれば安定供給が継続的、かつ右肩上がりに売上が上がるのが理想ですから)

車の限定車

イメージ的には食べ物とか、家庭雑貨(食器とか)など、または「Tシャツ」などさまざまな分野で限定生産と言う言葉が使えると思うのですが、その中にあって特にこれから面白いのではないかと思うのが「車」

実は「車」には元々地域限定バージョンて普通にありまして、「神奈川限定仕様車」みたいに定期的に地域限定車として販売されたりしていました。(実は今でも定期的に地域限定生産限定車は販売されています)また面白ことに新車に限らず中古車でも「地域限定車」にリメイクして販売されたりしていたことがありました。

いつの間にか消えてしまった「地域限定車」ですが、当時はまだバブルの名残もあり広告宣伝費の使える範囲が多くハデにPR出来たのでその売れ行きもかなりのものであったと聞いています。それこそ発表と同時に生産予定数の8割が予約されて在庫がないまま販売開始なんてことも「ザラ」だったそうですね。

昔のパイクカー

これは地域限定ではありませんが日産がルノーに経営権を売る前に行なわれていた限定車戦略にも同じ考えが見えて来ます。あの当時販売された車は「Be-1」「PAO」「フィガロ」などが「パイクカー」として販売されました。その延長線上としてドラえもんが販売キャラクターを担った(アイドルや女優と違って年齢的に違和感が出ずまたスキャンダルもない)と言う画期的なプロモーションを行なった「ラシーン」と言う車もありましたね(これはバージョンの限定車しか存在しない)

今でも少しのチューニングや仕様変更した車が定期的に販売されていますが以前のような「車全体から伝わる特別車」の雰囲気のある車は無くなってしまいました。少し寂しいですね。

産学協同でも可能か?

以前程大きなプロジェクトでは難しいかもしれませんが地域おこしに地元の素材や意匠を取り込んだものと地元の学生とプロデュースするのも良いと思います。少ない生産量でも話題性と知名度があげられる、それが「限定生産」と言うことですね。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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