ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

図書館

約3分
図書館

滅多に行かないどこにでもある施設

地元の図書館に行ったことはありますか?
市町村単位、県単位、国単位で図書館がありますが学生時代を除くと頻繁にその施設を有効活用することは少ないように思います。また学校内の図書館に足繁く通う学生も近年では極少数派のように感じます。

活動記録を保存する

地元発のメディアを運営する際に私が心がけていたことの一つに活動記録と言うものがありました。これは運営にとって名刺の次に大切なことです。会社には「会社案内」と言うパンフレットのようなものがありますが半ばボランティアのような地元の情報発信などの活動にはそう言った「資料」の部分にも投入出来る資金的リソースがありません。なのでそこまでのキチンとしたものでなくとも簡単な活動記録を残しておく必要があります。また同時にその活動記録を保存するのも運営者の自宅管理などと言うスタイルではなく、ある程度キチンとした環境で保存するような必要性を感じていました。

図書館の活用

そこで一つの提案が「図書館に収蔵」することです。地元の伝統的な行事である「祭事」や「神事」は本来ならその地域ごとの「歴史編纂課」が行なわなければならないことなので図書館の担当司書の方に面談を申し入れて収蔵に関する問合せをしていると良いでしょう。基本的に収蔵価値のない「ゴミ」のような物以外は収蔵してくれると思います。本来は博物館的に収蔵する施設が必要なのですがそこまでの予算がないために図書館が代わりに収蔵しているケースが多いので必ずしも本やDVDなどのメディア等である必要もないかもしれません。写真とかも同じですね。

実際の収蔵

ちなみに現代は歴史的、伝統的行事を記録したメディアもコピーが簡単になって来ていますから(紙の印刷、DVDのコピーなどネットを使ったコピーも含む)保存用と貸し出し用の2部用意すると良いと思います。またその市町村の図書館の収蔵がされるようであれば必ず「県立図書館」などにも収蔵をお願いすると良いと思います。県も歴史編纂課がありますから基本的には受け入れてくれると可能性がたかいです。事前に市町村での受け入れがあった事実を伝えておけば話は早いです。

学校にも

ここからわかることは、こう言った資料は学校も含めてたくさん収蔵させてもらえる方が良いと言うことです。と言うのも著作権の保護の問題で近年ネット上での著作権保護が叫ばれていますがやはり紙媒体やDVDなど形あるものとして保存し、そのバックアップを各所に置いておけばなにかの天災や災害の際にもその貴重なデータが消失することは避けられますし収蔵日時が明確に記録されるので著作権としての保護がなされるとおもいます。近年、せっかくの収蔵物を民間企業との図書館運営により処分してしまった地域があると聞きました。図書館の司書失格ですね。

国会図書館

最後に一つ大切なことをお伝えしておきますね。国会図書館は日本国内で配布されたすべての印刷物等を収蔵する「義務」があります。覚えておいて下さい。「義務」です。つまり市町村や県の図書館では収蔵にあたり「お伺い」を立てなければなりませんが「国会図書館」は無条件で収蔵する義務があると言うことですね。と言うことは事前問合せも必要なく、送り先だけ確認すればあとは勝手に送りつけても大丈夫と言うことです。その際には「収蔵依頼物在中」の一筆をお忘れなく書き加えておいて下さい。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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