増えゆくシャッター街
あちこちのシャッター街をどうするのか?人口減のエリアでは死活問題としてもう10年以上にわたり論議が続けられています。しかしその根本的解決に至ったケースは極めて少ないと言ってもいいでしょう。ましてや駅周辺の再開発などは駅ビルを作ることで駅の外に出なくても買い物ができてしまうために結果的に逆効果になってしまう可能性も否めません。
問題はなくなることはなく
雨が降らなくても買い物が出来るというショッピングアーケードも夏は暑いし日差しは入らないしで作るのはいいけれど問題点も山積されていたりして本当に難しい問題であることがわかります。
田辺大学
少し前の投稿で「田辺大学」という記事を書きました。和歌山県田辺市の商店街を使って大学生たちに自由にお店を開かせて社会での実戦経験としてもらいながら地元の活性化につなげようという企画です。とても反響が大きかったようで全国から集めた大学の話題性も相まって大きなプロジェクトは無事に成功したようです。あのスタイルも今後はあちこちのエリアで生まれてくるような気がします。
スポンサーリンク朝市の風景
つい50年ほど前まで日本中のあちこちに「朝市」が立ち並んでいました。今でも一部、農家の方達が朝から収穫物を販売する市を立てているようですが、本当に少なくなってしまったと言わざる負えません。その理由は「コンビニ」以前ならお茶一杯も買えないようなくらい自販機もありませんでした。言い換えれば甘酒売ってもお金になったのです。もちろん酒販売の免許があればビールでもお酒でも売れたわけです。しかし今は日本中に「コンビニ」があってどこでも同じものが飲んだり食べたりできます。そのために朝市への出店も「ただ出せばいい」時代ではなくなったと言ってもいいでしょう。
落書きアート
以前、横浜の東急東横線桜木町駅の高架のガード下の壁面には数多くの「落書き」がありました。それはもう子供の落書きから立派なニューヨークに負けないくらいのアート作品までありました。それを消すのに膨大な予算が消費されていたと言われています。それがあるとき「落書きを止めるのではなく、落書きできる大きなキャンパスを提供しよう」と方策を変えてキチンとした管理のもと絵を描かせるようになったところ大きな反響を呼び一つの観光地として有名になってしまったことがありました。あのようにシャッター街も使い方によってはいくらでも再生のチャンスがあると思います。