ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

血縁の重要性を再確認する

約3分
血縁の重要性を再確認する

イベント参加での出逢い

地方で地域の活性化を手伝っていると往々にして親戚関係の人脈に当たることが多いです。高校生の活動だと参加者の高校とは別の高校へ行ったら従姉妹がいたりすることはよくあることです。また親御さん同士が従姉妹だったりなんてこともよくあります。

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都会でこう言った光景に巡り会うのは意識的な引き合わせがない限り極めて限定的な偶然が必要ですが地方は存外にそう言った出会いが多いものです。

希薄化する血縁

親類縁者の縁が深い地域と言うのは今では本当に少なくなって来ていると思います。都会に出て来てしまったら実の兄弟ですらそのつきあいが希薄になってしまうこともあるのですから地方の親類はとても大切にした方が良いと思います。元々日本は核家族化に伴い、最小の家族単位での生活を求めた結果として各自が核家族として家を持ちましたが歴史的に見ても世界的に見ても兄弟家族が一つ屋根の下に生活することは決して珍しいことではありません。それが無くなってしまった日本の方が世界的に見ても歴史的に見ても珍しい環境と珍しい時期を迎えていると言えるでしょう。

沖縄での話

沖縄辺りは近隣の住人が親戚のように付合い、お互いがお互いの面倒を見ている地域は今でも多くあります。特に都心部を離れるとそう言ったライフスタイルが普通に存在するのです。私が見たケースだと友人の奥さんが沖縄に帰省した際、那覇から車で1時間半ほどの集落ですが実家に着くと同時に「おばあちゃんに挨拶して来る」と言って裏の家に行きました。友人は結婚して以来おばあちゃんが実家の裏に住んでいるなんて話は聞いた事が無かったので帰って来次第「裏のおばあちゃんって誰?」と聞いたと言います。

「数年前ご夫婦で東京から引越して来られて間もなくご主人が亡くなってしまったおばちゃんがいる」と言うのです。「なんでまた挨拶に行くほど親しいの?」「それは誰かが面倒を見ないとなにかあったら誰も見てあげられないじゃない?そしたら死んじゃうかもしれないんだよ」と答えたのでした。

昔はどこにでもあった風景

昔の日本はこう言った風景があちこちで存在していました。東京でも下町では当たり前の光景です。またテレビドラマの題材としても頻繁に見かける光景でありました。それが今では地方にしか存在しません。これでもし地方の限界集落でまでこう言ったお付き合いが無くなってしまったら?

日本が日本でなくなってしまうような、そんな気がしてなりません。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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