ふるさとRe:Boot研究所

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お試し滞在の穴

約3分
お試し滞在の穴

お試し滞在してみた(未遂)

実は今年、とある地域に出向いた際に公共が管理をしているお試し滞在向けの住宅に泊まろうと思ったことがありました。一泊わずか千円。とてもお手軽なので「1回くらいは泊まっても良いかな?」と思って申し込んでみました。結果として満室(2室あったのですが共に満室)だったために宿泊が出来なかったのですが、その際に思ったことがあるのでお話ししてみようと思います。

お試し滞在の目的

大前提として「お試しで泊まってもらう」と言うくらいですから、その地域を好きになってもらうことが目的です。なので、立地は風光明媚である方が有利であるのは当然のことです。そして住宅もせっかくだから地元の材料を使った和風建築などで宿泊してもらえる方が理想であることは容易に想像がつくと思います。

候補の物件は?

私が泊まろうとして(泊まれなかった)お試し滞在住宅はちょっと話のネタになってしまうような物件でした。まずエレベーターのない4階建ての4階(最上階ですよ!!)の部屋で3Kくらいの間取りであったとおもいます。地区20年以上の物件で風呂はバランス釜(風呂釜と湯沸かし器が分離している昔ながらの風呂釜)だとのこと。近隣の温泉やスパを使ってもらう前提なのかもしれませんが初めて泊まる場所がバランス釜って少し厳しいものがありますね。景色は4階だからそれなりに見晴らしはいいですがとりわけ高い建物ではありません。

泊まる覚悟はあるか?

ちょっと想像してみて下さい。この物件に泊まってみたいと思いますか?当たり前のことを言うなら、その場所から車で1時間も走れば普通のリゾートで海が見える宿泊施設に泊まれます。一泊あたりは5,000円以上すると思いますが、立派に旅行気分が味わえます。まぁ安さは比較に入れていいのか解りませんが(お試し滞在は食事も何もついていなかったので自炊か近隣のファミレスとかに行くしかありません)せっかくだから地元の美味しい食事を食べてもらえれば「ここは良い所だな〜」と思ってもらえるかもしれないのです。

流行のお試し滞在は?

最近は古民家を改装してお試し滞在に使うケースもあるようですが、大抵リフォームでバリバリ古民家の改装を行なっている業者さんにインタビューすると「風呂とトイレは最新のユニットとかにして外装、特に応接間とかは昔ながらの囲炉裏や掘りごたつの方が評判がいいですね」と言います。車で言うなら外観がクラシックカー、エンジンとメンテナンスは現行のハイブリッドカーが理想と言う感じでしょうか?

神は細部に宿る

不便も地元の味だと開き直るのも一つの価値観ですが、滞在者や移住者を集めるのであるならそう言った細かい部分も重要な評価のポイントになると思って頂いた方が良いと思います。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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