ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

おばあちゃんの知恵

約3分
おばあちゃんの知恵

20世紀の良妻賢母バイブル

20世紀の頃「おばあちゃんの知恵袋」今でも家事の方法については時折この言葉を聞くことがありますね。ネットの普及でその知名度はどんどんと上がり今では「ライフハック」などと言われたり「チート」とか言われたりもします。

先人の知恵

言ってみれば手間を省く、時間を省く、人手を省くという省エネライフスタイルという意味で使われてきたわけですね。面白いことに昔の人は今と違って見てくれだけではなく、音や味覚、触覚など様々な感性が研ぎ澄まされていたのかそのクオリティもかなり高かったということが多いですね。

伝承されない技術?

近年、親のやっていたことを継承する子供が減ってきています。親の後を継ぐ子が減ったのもありますが、そもそも親御さんや祖父母から家事を学ぶ機会が減っているからだと思っていいでしょう。この問題はあまりにも軽視され過ぎていて普段は気が付きませんが本来ならとても大きな問題なのです。

地元の美味しい食材を使った料理や四季折々の飾り付け、祭りや冠婚葬祭のルールなど親から学ぶものがどんどん減っていき、その代わりテレビを見たりネットをやったりといった個人での時間が増えた結果歴史も伝統もどんどん希薄になってきています。

学校で伝えることはできないのか?

本来ならこういったことを地元の子供達に伝えるべきイベントも「部活」「試験」「習い事」で忙殺された子供達には難しくなってきています。また親御さんも「学生生活の思い出だから」といった理由で無理に家事や地元のイベントに参加させるようなこともありません。そのため地元や親の習慣に対しての興味も希薄になってきています。

大根を煮るのに米粒を2〜3粒入れる。

古米を炊くのにもち米を2割くらい入れる。

梅干しは満月に漬ける。

些細なことなのにその理由を知る人が極めて少ないのはなぜでしょう?子供たちはこういった活動に興味がないのでしょうか?昔の人たちの風習は無駄なことだったのでしょうか?親御さんはその親御さんから用もないことを教え込まれたと思っているのでしょうか?

生活と乖離した授業

結論めいたことを言います。それは学校生活と社会での生活が乖離しすぎているからなのです。本来、学校か社会に出てからの生活がより円滑で健やかに過ごすための学びの機会でした。それが今ではより良い就職をするため、より良い環境へ嫁ぐため、と志向が変わっていってしまったのです。

今後人口が減り日本全体が衰退する時期を迎え、今必要なのは「おばあちゃんの知恵袋」のような気がしてなりません。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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