今年の十五夜
もうすぐ十五夜ですね。2017年の十五夜、中秋の名月は10月4日だそうです。言うまでもなくススキを飾りお団子を作りますよね?(作らない家が近年ではほとんどでしょうね)
さて、限界集落になるくらい人口が減ってしまう地域は各家々でこういった催し物が難しくなって来ていると思います。家族が2人以下になってしまうともう手の施し用がありません。子供もいないからお団子は買ってくれば良いか?なんて気持ちになる高齢者も多いと聞きます。
都会ではまず作らない?
では子供たちが多くいる環境を思い出してみると小中高の子供たちは果たして学校でお団子を作っているかと言えば?作っていないですよね。これって実に惜しいことだと思うのです。なぜならみんなでお団子を作るって楽しくないですか?食べるのも良いし作るのも良い。昔なら大喜びで参加する行事だったはずです。それがいつしか勉強だけすれば良い、スポーツだけすれば良いってことになっていませんか?昔の人たちは季節ごとの様々な行事があり、その行事を暦の通りこなすことでその季節を感じ、季節とともに暮らしていたのを思い出せるのだと思います。
地方では?
さて、もしも子供さんがいなければどうしたらいいか?と言えば近隣で集まって作れば良いのです。ご近所さんですね。もちろん動けないほどの高齢者の方がいらっしゃるのであればそのお宅で作れば良いし、もしご自宅を借りないまでも出来上がったお団子をお土産にもって行ってあげても良いのではないかと思います。地域で作って地域で食べる。良い風習になると思いませんか?
ススキの刈り取り
お団子と言えばススキですがこのススキの刈り取りも1人で行って1人で刈ってくるのも寂しいものです。飾るのも一軒だけって寂しいですよね?なのでみんなで行って少しずつ刈ってくれば良いのではないでしょうか?一升瓶に刺してみんなで愛でる。趣のある昔ながらの景色に思わずため息が出るのは想像に容易いと思います。
告知は必須
こう言った企画はやはり市町村の広報などで公民館を使ったイベントとして告知した方が良いでしょう。もちろん回覧板などで近隣の情報として告知するのも必要でしょう。子供たちがいる環境であればネット環境をフル活用しTwitter、Facebook、インスタグラムフル活用で良いと思います。
スポンサーリンク以前ならお彼岸に合わせてお墓参りをされる人も多かったと思いますが近年は本当に少なくなったと思います。いわゆる親類縁者の繋がりが希薄になったと言うことですね。これをこのまま断絶しないためにも地元のみんなで作る十五夜は大切なイベントであると思います。