ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

地方発放送局

約3分
地方発放送局

地方メディアの時代

近年ではWebメディアなどの台頭によりずいぶんとネット上のメディアが増えて来ましたね。クラウドファンディングをしたり地元の有志が集まってふるさとを広報していこうと言う動きが増えていっていると思います。

私がかねてより「マルチリンガル化」を提唱して来た理由の一つがこの地方の地域限定メディアが今後マルチリンガル化することで世界への情報公開が可能になっていくであろうと言うことからの提案でした。

つい先日まではインターネットラジオで地元ラジオをやる人が多かったようですが、最近はShowroomなどのSNS型のメディアが増えて来て配信方法もドンドン簡単になって来ています。

 

今後の課題

 

さてこれがドンドン進化していった結果、一番大きな問題はなにになるのか?についてお話ししておこうと思います。

これは今までに何度もトライアンドエラーを見て来て気がついたことです。なのでもしも「良い企画をお金をかけてやっているのに結果が出ない」ときはこれが理由の可能性が高いです。

それは「誰がやっているのか?」ということ。

 

視聴率が上がらないメディア

 

ある時スゴくキレイな画像の動画を作って地元の美しい風景を紹介する計画を立てた地域がありました。最新のドローンを投入し画像編集も4Kで作り上げそれはそれは美しい動画でした。

しかし視聴率はあがりません。厳密には上がるのですがとてもゆっくり、しかも亀の歩のごとくしか増えていかないのです。

ヒントはその地元にありました。大半が高齢者の地域でふるさとの光景をその場で見れるスマホを持っている人が何人いるのか?と言う疑問があります。言い換えれば仮に見えたとして見慣れた景色を何十回、何百回と再生する人は何人いるのか?と言うことです。

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そしてその美しさに問題がありました。端的に言ってしまうなら「良く出来過ぎている」のです。地上波やDVDで見ることが出来る風景と同じレベルのものが出来てしまったとしたら視聴者はテレビとインターネット放送でどちらを見るでしょう?中高年は圧倒的にテレビを見るでしょうね。これは新聞もおなじです。新聞と同じような誌面を都会から来た人が作っても一見してゴミ箱へ行くのがオチです。自分でも写っていれば別ですが。

隣の子

 

 

これが仮に「隣の〜ちゃんがやってる放送」とか「地元の〜さんが出ているラジオ」なら絶対にそれを見るはずです。もちろん都会では誰も知らないので他のSNSでの拡散は必須です。そうしないといつかは飽きて誰も見られなくなってしまうからです。

地元の有名人を順番に出演させるだけでもそれなりに視聴率は稼げます。そのためには常に測定をするいつ用もありますね。

作れば良いと言う時代ではなくなりつつあるのです。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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