課はあるのに
どの市町村、都道府県にも「市史編纂課」や「県史編纂課」などがあると思います。近年では図書館の運営を外部委託する市町村も出てきて貴重な文化財や歴史的収蔵物が次々と流出、喪失していくことはとても大きな問題であると言えるのではないでしょうか?
歴史の上での噂
東日本大震災の際に二つほど大きな噂が流れました。ともに噂話なので公式見解ではないことをご理解の上お読みください。まず一つは大津波が起こった海岸線の市町村には古い石塔があちこちにあり「ここより下(海側)に家を建てるべからず」と書かれていたという話です。これは日本が海に囲まれていたためにある一定周期で大地震と大津波に襲われていて、その教訓として大きな津波があった際にその被害を最小限に食い止めるために建立されたのではないかと言われています。
もう一つが「スサノヲの命」を祀った神社と「八幡神」を祀った神社には津波被害がなかったという噂があります。正直なところその真偽は問えませんがこの二柱の神は津波や地震との関係があったのかもしれないですね。
歴史の中のヒント
これらの話から理解できる教訓は「歴史の中には天災を最小限に食い止めるヒントがある」ということです。古い歴史を持つ日本であればそう言った歴史は大抵神社や寺にあるはずです。長い年月で失われたとしても近隣市町村にそう言った歴史が残っていればそこから周辺の地層を調査することで実際の被害は想定できるというものです。
これらの作業に手をつけることなく、不用意に天災に襲われているとしたら税金の使い道をいささか間違えていると言われても止む負えない状況ではないでしょうか?
最初の学び
世界中の小中高生はまず入学と同時にふるさとの赤痢を学びます。それは単に国に対する忠誠心や国民性の紅葉のためではありません。地元の立地的弱点や歴史的災害を学び未来に活かすためです。そのために十分な予算とそのデータを蓄積する環境が十分整えられているわけです。
スポンサーリンクところが日本はそのふるさとの歴史や地理をドンドン外部に委託し集中管理を行わなくしようとしています。これは大きな問題です。学生たちの学びのチャンスを失うとともに郷土愛を育むチャンスも失い、さらには天災に対する教訓すら失おうとしているのと同じです。
鹿児島では
例えば今でも火山が噴火する桜島を擁する鹿児島県ではいつまた火山灰が降るかもわかりません。そのため子供たちのために数多くの噴火の記録が残されています。
学生のために、そしてふるさとを天災から守るために歴史の再編さんを強く望みたいと思います。