大学の共同事業
和歌山県の田辺市で4つの大学が集まって店舗を借り運営をするという試みが始まります。2017年9月1日(金)〜9月7日(木)(メイン開催日:9月2日(土)、3日(日))の間で行われます。「たなべ大学」と言われるプロジェクトで企業体験や芸術と研究を公開するチャンスを作る目的で行われるそうです。
4大学7チームで和歌山県田辺市湊の空家を一軒丸ごと借りお化け屋敷やカフェ、古着販売、写真展などを行うといいます。参加大学は和歌山大学、京都外語大学、龍谷大学、青山学院大学です。
夢を語るより町へ出よう
実際に自分がやってみたいと思うビジネスを現場で行えるという意味においてとても有意義な企画であると思います。通常こういった企画は大学主導の進学者対象のPR的な要素が大きいのですが今回は学生一人ひとりが自分の夢を持って行うあたりがとても好感度があります。目的の一つに「普段会わない大学生たちとの交流」というものがあり、こういった企画でもない限り大学生と語らえるチャンスのない地元の人たちにとっても刺激になるお話ではないかと思います。
失敗を恐れない心を育てる
どんなに夢を描いても実際にその場に立ってみないとわからないことがたくさんあります。それを物怖じしながら手をつけず社会に出てしまうことは本当に惜しいことです。若さとは失敗を恐れないことなどといいますが本当にその通りではないかと思います。
学生時代の失敗を恐れない経験はとても大きな財産になるはずです。また7つの店舗はマップに描かれ市内各所で配布されるということでメディア対策の勉強にもなると思います。(これでマルチリンガル化されていたらスゴいと思いますね)当然こういった活動の背景には地元の人たちの応援が必須です。またそのあたりの話に理解がある公共や行政も必要になると思います。
地元の応援は必須、そして結果を大切に
しかしそれゆえに大きな経済効果を生み出すきっかけにもなりますし、人口が減るシャッター街の活気へも繋がります。若い大学生が集まり街に出入りするだけで元気が出てくる人も多いのではないでしょうか?こういった試みでシャッター街丸ごと大学の学園祭に貸し出すなんていう企画も面白いでしょうね。大学の学園祭は1週間くらい行われることもありますからかなりの規模のイベントにできると思います。
スポンサーリンクちなみにこの「たなべ大学」の売り上げは経費を引かれたあと学生チームに還元されるそうです。この働いた人たちが受け取れる利益という点においても努力の甲斐がある企画ではありませんか?
日本各地でこういった試みが増えるといいですね。