ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

人柄で売る?

約3分
人柄で売る?

 

セールスの勉強会

 

私は少し前にセールスの勉強会に参加していた時期がありました。いわゆる日本で一回はトップセールスマンになった人から話を聞いて自分のビジネスに反映させるという形の勉強会です。同じように中小企業の経営者の方たちが集まって勉強をされていたのですが参考になる話が幾つかあったのでご紹介したいと思います。

その勉強会は20世紀に百科事典の訪問販売から始まりNTTの電話回線の特別回線販売で日本一をとった人が行っていました。内容はいかにしてお客様に気に入られるか?というお話です。ニュースレターの書き方から訪問回数、アポの取り方など詳細に話してくれたのですがどうしても気になったことがありました。

気に入られる努力

 

どうやって気に入ってもらうか?ということに膨大なエネルギーを注いでいたのです。
決して悪いことではないのですが、実際の製品やその人となりを見ることなく「好かれる人を演じろ!!」と言っているわけです。実際に営業をしている立場の人からすればそんなことは「当たり前だ」と思うかもしれません。しかし地域おこしでそれを行うとどうなりますか?

「自治会は面倒だからはいりません」気に入られるためにはそれでも「いい」ことにしますか?「地元のイベントは参加が面倒だから行きません」それでも「いい」と答えますか?

いつまでもお客ではなく

 

ものを売り込むのであれば好かれる努力は必要です。綺麗なパッケージやかわいいキャッチコピーなど重要なことが沢山あります、しかし移住に関して同じ発想を持つのは難しいと思います。

確かに最初はお客様でいいと思います。ファンを作らなければなりませんから。気に入ってもらってそこから溶け込んでもらう必要があります。しかしいつかどこかの時点で「客→地元の仲間」に切り替わってもらわなければなりません。それは苦楽を共にする覚悟や地元のために貢献することなど必ずしも美味しい思いだけが待ち受けているわけではない活動に参加してもらう必要があるのです。子供が生まれれば子供会に入る必要や集団登校に参加してもらわなければいけません。ゴミ収集場の交代掃除もあれば美化デーもあります。

 

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どこから仲間とするか?

好き好んで無理強いや苦労を要求する必要はありませんが過度のサービスはお互いにとって後々ためにならないということですね。気に入られるために過度に地元を売り込むのではなく、地元をもっと理解してもらえるように広報する。その基本的な考えを忘れてはいけません。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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