コレクター魂
久しぶりに楽しいお話を耳にしました。
長野県の阿南町と泰阜村は町村内に存在する橋を撮影したカード12種を町村内施設で配布するそうです。全カードを集めた先着15名様には地元特産品をプレゼントするとのこと。
いろんなマニアたち
こういった企画はいいですね。私も個人的にいい企画だと思います。と言うのも世の中には「橋マニア」なる人たちがいるそうです。同様にダムが好きな「ダムマニア」とか球場が好きな「スタジアムマニア」とか、変わった人だと廃墟ばかりを見て回る「廃墟マニア」なんて人たちもいるそうです。(心霊マニアとはまた趣が若干異なりますが、水木先生の「妖怪マニア」はカード化したら絶対に当たりますね)画像を引き延ばし額縁に入れるほどのマニアもいるそうなのでこれを見逃さない手はないと思います。
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通常、橋は通過するものでまじまじと見ることは少ないと思います。決して安く作られたものではないのでその景観やデザインも立派なものが多いはずですが、そもそもの用途が「渡ること」なので撮影するほどの橋となればかなりの「立派な建造物」である可能性が高いと思います。
なんでもない風景をあらためて見る
こういった通常なら「なんでもない光景」をカード化することで地元外からの観光客や通りすがりの人たちの「目を引くこと」になりますし、そこからの景観が良ければそれだけで「観光スポット化する」可能性すらあるわけです。周辺で特産品などを販売できればさらに経済効果も見込めることからこういったマーケッティングはかなりの可能性を秘めた策ではないかと思います。
コレクター魂に火をつける
また同時に人間特有の「コレクション癖」も相まって話題になる可能性は高いです。少し志向は異なりますが「秋田のソフトクリーム」(当ブログを参照)などは毎年「全制覇」を目指して夏休みに秋田県内を縦横無尽に「走破する」人たちが後を絶たないと言います。全30ヶ所以上ある道の駅が各々シノギを削るソフトクリームですからいい思い出にもなりますしこういったブログなどに書くのもいい「ネタ」になりますね。子供たちなら格好の「夏休みの絵日記」になりうる題材ではないでしょうか?
膨らませて考える
さて、このカード化計画をどこまで膨らませるか?となるとやはり公共の企画が一番早いでしょう。もちろん市町村内の一地域で行うことも可能ですがやはり予算の問題なども考えて広報能力を加味すると市町村単位、大きくても県単位が限界ではないかと思います。それゆえに希少価値やコレクター魂が過熱して話題性にもなりますし注目度も爆上げすると思いますね。