ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

日替わり週替わりの理由

約3分
日替わり週替わりの理由

ご当地ラーメン?

よく「ご当地ラーメンで独立しようと思います!!」なんて話を聞くことがあります。「ご当地」なので立派な地域おこしに含まれるのではないかと思います。地元の特産品や名産品をふんだんに使い美味しいラーメンを作るのは夢もありますし地元の若者の心を鷲掴みにする可能性も十分あるアイディアですね。

 

ラーメンストリート

 

神奈川県には幾つかラーメンストリートなるものがあります。大抵は国道沿いなのですが中には県道沿いに点在するケースもあります。もうラーメン屋の隣がラーメン屋なんて光景は普通に存在します。住民も心得たもので、あちこちをハシゴして「あそこが美味い」「ここがいい」なんて会話は当たり前のように行われます。

山奥のラーメン屋

 

その中にあって山奥に「ポツーン」と存在するラーメン屋さんがあります。その名も「Zund Bar」神奈川のラーメン通には有名なラーメン屋さんですが一度県外に出るとほとんど知られていません。それもそのはず県外では有名なチェーン店である「ラーメンAFRI」の総本店なのです。同時にそれはかの有名なラーメン店「中村屋」の姉妹店でもあります。

今回はその「Zund Bar」の紹介ではありません。(すみません)その運営についてのお話です。Zund Barはいつ行っても必ず「期間限定商品」があります。その時々で入れ替わるのでいつも同じものではありません。(定番商品はいつもあります。私はクラシックの鶏油が好きです)期間限定商品は「ゆず風味」だったり「つけ麺」だったり様々です。もちろんその時々でお客さんの好き好きはありますから「期間限定商品」は売れたり売れなかったりするわけです。

期間限定品の売れ行き

 

ところがその売れたり売れなかったりする中でも「大あたり」「中あたり」「小あたり」があるのは想像できますね。その「大あたり」を長い期間販売し、「小あたり」はすぐに入れ替えることを繰り返すと人気商品のラインナップが揃って行きます。

頑固オヤジになるのは早すぎる!!

このマーケッティング、当たり前なのですが「ご当地ラーメンで独立」の夢を持つ人たちは中々受け入れることができません。というのも自分の味に絶対の自信を持ってしまっているので「その他の選択」が出来ないのです。「これ以外にない!!」「これが究極だ!!」という考えは必ずしもマーケットに受け入れられるとは限りません。絶対的な自信とマーケットのニーズは=ではないのです。

 

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売れ筋商品を探す手段として

 

それを図る手段として「メインの定番商品以外に限定商品」を定期的に入れ替え売れるものは定番にしていくということです。地域おこしも全く同じことで、いろいろな見せ方やPRの方法を定期的に入れ替えるのは定番商品を見定めるために行うことです。一過性の流行で一時の売り上げを上げるためのものではありません。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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