ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

地域全体の価値を考える

約3分
地域全体の価値を考える

 

一発屋のイベント

昨今、様々なイベントが企画されている中で今一歩大きな企画に育っていかない理由について考えてみたいと思います。大前提というレベルにおいては人口減があるので放っておいて爆発的観光客動員数の増加は見込めません。また繰り返し飽きることなく微調整を繰り返すのが大前提ですから、これをやれば終わりという境界線がないことを覚えておいてください。

景観の重要性

 

世界を見渡して景観が悪い環境下での観光客動員が成功した事例はありません。逆に言えば早朝や深夜でも景観が素晴らしければ観光客の動員に成功すると言っても良いでしょう。となれば通常ではありえない時間帯を狙うイベントというのもありです。(十分な告知と広報ができる場合に限ります。もしそれが出来ないのであれば確実に爆死します)食べ物や建造物と異なり「いつでも行ける」「いつでも食べられる」ことがないイベントであればその希少価値からくるプレミアム感だけでも集客は可能です。

期間限定食

 

食べ物でもある一定期間しか食べられないものはそれだけで希少価値が上がります。近年流行したものだと「タケノコの刺身」や「トウモロコシの刺身」などですね。美味しいのは間違いないのですが収穫後1時間とか30分しか賞味期限がないものであれば自ずと話題性と希少価値で知名度は上がります。

 

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太陽の道

建造物でも同様でこれも最近流行した九州某所の一年のうち数日だけが神社の参道を照らすと言うお話です。小高い丘の上にある本殿から参道を見下ろすと鳥居越しに沈む夕日が美しく照らされて海に続いているという素晴らしい景観が話題を産みました。あのような形の期間限定はやはり話題になりますね。画像があれば毎年使いまわしてPR出来ますから良い方法だと思います。

誰でも知ってるマル秘スポット

 

これだけネット社会が充実してくるとやはりマル秘スポット的な観光は徐々に減少し誰でも知っている感のある話題が増えていきます。言い換えれば「誰が?」とか「いつ?」とか限定性を意識的に作る必要が出てきているとも言えるでしょう。

ありきたりの無意味さ

観光案内が印刷物のベタ打ちで流通させても全く見向きもされず、学生がヒッチハイクで行った貧乏旅行ブログを参考に旅をされる人が増えている、そんな雰囲気さえ感じさせる時代です。誰でも作れるどこにでもある企画の無意味さがお分りいただけるのではないかと思います。朝市がなぜ早朝に行われるのか?新鮮な採れたての農作物や魚貝類が手に入る、それを生産者から直接購入できるという機会に対しての価値がそこにはあるからです。スーパーや百貨店の地下では手に入らないものがそこにはある。だからこそ人が集まるわけですね。

希少価値を様々な角度から考えてみていただきたいと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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