ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

テレビの画面では伝わらないもの

約3分
テレビの画面では伝わらないもの

伝えたいのに伝わらない

 

ふるさとの良さを伝える時、最もその効果を表すのが難しいのが「画面では伝わらないもの」をどのようにして伝えるか?に尽きます。食べ物の美味しさや風景の美しさ、人の笑顔など通り一遍な「雰囲気」は伝わるでしょうが実際その場に行っての「楽しさ」や「感動」を伝えるとなるとなかなか難しいことであると気がつくと思います。

お客様の声

 

近年ではその難しさを自分たちで考えて表現するのではなく、現地を訪れて喜んでくださったお客様の直々の言葉を使い「お客様の声」と称して公表することでそのイメージを伝える努力をされている方もいますね。

シズル感

 

そもそもの食べ物を美味しさの感覚を「シズル感」と言い、飲食の世界においてはCM戦略で最も重要視されるテーマの一つです。そのためテレビCMも肉が油を跳ねる映像や口の周りにソースをつけた子供達の画像などが使われることが多いですね。しかし地方ではそのシズル感を出したとして大手広告代理店に勝てるのでしょうか?さらに言うなら大手広告代理店が作ったCMを通してどれだけのふるさとの味が販売されることになるでしょう?

古い体質

 

正直なところ、予算の問題などを考慮しても広告費を潤沢に使う運営自体がすでに時代遅れであると考えなければならない状態になってきています。今後地方交付税交付金は減少しかしませんし住民税も減税、なんとかして年金給付時期を遅らせて法人税、所得税を増額しても地域内の法人と高額所得者は流出するだけのことです。今度はその分の人口を回復するために使うお金がない状態に陥っていきます。

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そういった意味でも全てを自前で賄う覚悟が必要なのです。今予算が回っている市町村はそんなことは「関係ない」というかもしれませんが1円もかけずに広告が出続ければずっとPRを続けることが出来るということになります。つまりは広告費がかからないのに物は売れるということですね。ここに失敗はあるのでしょうか?

自前のCM

 

自前の広告やCMが注目を浴びないというのはあくまでも思い込みです。地元民が総出でYouTubeを再生すれば自ずと注目動画にランクインされるのです。何もお金をかけてその枠を買い取ることだけが広告ではないはずです。
テレビでは伝わらないものを売るとは地元の感動を地元の人たちの手を通して広告販売していくことに他なりません。他人に投げた広告から支払われたお金が返ってくるには膨大な手間と努力が必要となることを忘れてはいけません。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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