ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

世界を見るということ

約3分
世界を見るということ

農業研修

 

農業研修などで世界の視察を行うケースが多いとおもいます。中には農業研修で世界各地の農家を見て回ったという友人もいます。これからの日本の人口減を考えると世界の視察を繰り返しよりコンパクトで強力なまちづくりを推進することはとても大切なことであると言えるのではないでしょうか?

このお話は揶揄として未だに国内にこだわり利権を奪い合い箱物行政に邁進する日本の行政に対する警鐘の部分も含まれています。そのため納得がいかない部分があったり理解していただけない部分が含まれているかと思いますがお許しください。

世界は実証主義

 

世界のマーケットを見るとき例えば農業であるなら世界は実証主義です。どんなにいいと言われても、どんなにダメだと言われても使ってみて効果を確認しメリットが多く有益であるなら採用する。そういったスタンスが多いです。なので逆に不都合が多い製品は淘汰されるのも実証に基づくことが大半です。某有名農薬メーカーが国家的に追放に遭うのもその実証に基づくものです。対して日本は学説的に正しく行政が認めれば毒も薬もありません。これは農業の世界だけではなく医療の世界も同じでWHOがとっくの昔に使用を禁止している薬剤であっても関係なく使用したり実害で訴訟が起こっているものであってもそのまま使用し続けるという背景があります。この論議の顛末がどうなるかをここで論じることはしません。それは未来が実証してくれるでしょうから、今はその論議の根幹をなす世界の時代の変化を学ぶ機会を作ることを提案したいと思います。

江戸末期

 

幕末の頃、薩摩(今の鹿児島)は藩の財政の破綻も顧みず藩内のエリートを11人集めて欧州へ研修に出しました。そのため藩の財政はとことん疲弊し尽くしたと言われています。しかしこの研修生たちは欧州の最先端技術の数々を学び尽くし結果として日本と世界で大活躍をすることとなります。

本気で学ぶこと

 

この中の信じられない逸話に薩摩を立つときアルファベットの読み書きすら出来なかった研修生たちは3ヶ月後英国ロンドンに到着する頃には産業革命で現れた蒸気機関を見学しそのメカニズムを「英語で質問」したと言われています。当時海外へ渡航することは幕府の禁令を破ることとなり帰国後は磔獄門の刑が待っていると言われていました。実際に渡航を試みた吉田松陰は獄中死していますからその厳しさたるや筆舌し尽くしがたいものがあったでしょう。

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それでも海外を見聞きしてきた研修生たちは農業、工業、商業、行政において様々なアイディアを繰り出し明治維新を遂行していったわけです。

人口が激減する日本にあって今一度世界から学ぶことは日本の未来を切り開くヒントになるのかもしれませんね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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