ふるさとRe:Boot研究所

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漬物マジック

約3分
漬物マジック

とある経営コンサルタントの話

これはかなり昔、とある経営コンサルタントから聞いたお話です。関東から車で数時間のとある地方都市のお話です。地方都市と言えばさまざまな特産品があると言われますが、そのエリアでとても有名な旧家があり、代々に渡りその家を守っていると言います。しかしその家業が何かは外から見る限り全くなにをしているのかわかりません。にも関わらずそのような大きな旧家を維持し続けると言うことは、そのエリアで何かとても繁盛しているビジネスを持っている可能性が高いと言うことになりますね。

耳を疑う超売れ筋商品

 

その経営コンサルタントはその旧家の当主と話す機会があり、一体どんなビジネスでそれだけの旧家を維持しているのかを聞き出すこが出来ました。それだけの大きな旧家を維持するビジネスは何かと言えばなんと

 

 

「漬物」

 

年間3,000万円もの売上を漬物一つで売上げると言うのです。これだけの規模であれば当然前年、一昨年前から準備をするのですがそれはもうとんでもない量の野菜を用意しているわけです。それを仕込んで毎年コンスタントに3,000万円売るとなるととてつもない企業努力があるのではないかと思われます。もちろん代々リピーターとしてお求めになって頂いているお客様も多いのでしょう。スゴいマーケットであると思います。

 

余り物でもいいじゃないか?

ここまでの大きなビジネスを想定する必要はないと思いますが地元が生産している野菜が超豊作で余ってしまうことは多々あり得ることだと思います。その際に今ではネットを使い「〜が大豊作で困っています。原価で販売いたします。どうか買ってください」などと言って無理やり販売してしまうケースもありますが漬物などにして販売すると言う方法も検討出来ませんか?もちろん手間とヒマがかかるので売れなかったらどうする?ということはあります。しかし漬物であれば普通の家なら一年間にかなりの消費量でしょう?自宅消費もかなりの割合で起こりますね。また試食がたくさん作れるという意味においても(試食が多ければ多いほど売れるというデータもあります)タダ同然で生産出来る漬物はメリットが大きいと言えるでしょう。

二次加工の想定

 

先日記事にした軽トラを使ったマーケティングができるなら野菜スムージーの販売などもできますね。とにかく大豊作の場合はそのまま販売しても価格は大暴落してしまうので必ず二次加工をしてから販売することを考えたほうがいいのです。保存が利くならなおよく地方へ発送も出来るならさらにいいということですね。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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