とある経営コンサルタントの話
これはかなり昔、とある経営コンサルタントから聞いたお話です。関東から車で数時間のとある地方都市のお話です。地方都市と言えばさまざまな特産品があると言われますが、そのエリアでとても有名な旧家があり、代々に渡りその家を守っていると言います。しかしその家業が何かは外から見る限り全くなにをしているのかわかりません。にも関わらずそのような大きな旧家を維持し続けると言うことは、そのエリアで何かとても繁盛しているビジネスを持っている可能性が高いと言うことになりますね。
耳を疑う超売れ筋商品
その経営コンサルタントはその旧家の当主と話す機会があり、一体どんなビジネスでそれだけの旧家を維持しているのかを聞き出すこが出来ました。それだけの大きな旧家を維持するビジネスは何かと言えばなんと
「漬物」
年間3,000万円もの売上を漬物一つで売上げると言うのです。これだけの規模であれば当然前年、一昨年前から準備をするのですがそれはもうとんでもない量の野菜を用意しているわけです。それを仕込んで毎年コンスタントに3,000万円売るとなるととてつもない企業努力があるのではないかと思われます。もちろん代々リピーターとしてお求めになって頂いているお客様も多いのでしょう。スゴいマーケットであると思います。
余り物でもいいじゃないか?
ここまでの大きなビジネスを想定する必要はないと思いますが地元が生産している野菜が超豊作で余ってしまうことは多々あり得ることだと思います。その際に今ではネットを使い「〜が大豊作で困っています。原価で販売いたします。どうか買ってください」などと言って無理やり販売してしまうケースもありますが漬物などにして販売すると言う方法も検討出来ませんか?もちろん手間とヒマがかかるので売れなかったらどうする?ということはあります。しかし漬物であれば普通の家なら一年間にかなりの消費量でしょう?自宅消費もかなりの割合で起こりますね。また試食がたくさん作れるという意味においても(試食が多ければ多いほど売れるというデータもあります)タダ同然で生産出来る漬物はメリットが大きいと言えるでしょう。
二次加工の想定
先日記事にした軽トラを使ったマーケティングができるなら野菜スムージーの販売などもできますね。とにかく大豊作の場合はそのまま販売しても価格は大暴落してしまうので必ず二次加工をしてから販売することを考えたほうがいいのです。保存が利くならなおよく地方へ発送も出来るならさらにいいということですね。
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