授業参観日
子供の頃授業参観日に緊張して朝を迎えた記憶がある方も多いと思います。また父兄参観日や父親参観日にお父さんが来てくれなくて悲しい思いをした方もいるかもしれませんね。
今日はその参観日についてお話ししようと思います。
意外と馴染みがない授業参観
通常、授業参観は一学期に一回程度でお母さんが来るケースがほとんどではないかと思います。お父さんに至っては年に一回来るか来ないか?のレベル。地元の近隣の方は文化祭、学園祭くらいしか学校内を見ることはないでしょう。
誰も知り合いがいない通学路
少子高齢化が進む今、地元と子供たちの関係性が希薄なのはとても困ったことになります。見慣れない地元民以外の人が怪しげに出入りしているのを見ても誰に教えればいいかわからず、話しかけられてもどういう対応をしたらいいのかもわかりません。都会では登下校時に知り合い以外とは挨拶を禁止しているエリアもあります。
都会と反対な地方
逆に地方では相手が誰であれ挨拶をすることを勧めている学区もあるのです。確かに見ず知らずの人にも大きな声で元気に声をかける姿を見ると不審者は出入りしにくいだろうなと思いますし、地元の人たちも何かあればすぐに子供たちが教えてくれるような気がしますね。
今この場でどちらがいいかをここで論議する気はありませんが地元民と学校、地元民と生徒、地元民と親御さんの距離が近いことで困ることは少ないのではないかと思います。
地元参観日の制定
そういった意味でも学園祭や文化祭程度でしか地元とのつながりがない所を授業参観の一部として地元参観日を作るというアイディアを提案したいと思います。
年に数回、地元の人たちが率先して授業を見る事でいじめや差別も監視できますし、よく顔を知る大人が増えれば地元の子供達も大人の目があるとして非行防止などにもつながります。また何かあっても知り合いの大人が多ければすぐに報告や連絡が可能になります。
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通学路の安全確認も出来る?
大人の方から見ても登下校時から参観することで通学路の危険などの確認や時間帯別の交通量などを理解し交通事故防止の観点から交通安全委員会などと連携を取りやすくもなります。
回数を重ねてきたら地元で仕事をされている大人から交代でその仕事について「地元を知る授業」として開講することもできますね。中にはその仕事をやってみたいという子供達も出てきたら地元としては大歓迎となることでしょう。
こういった試みが重ねられることで地域と子供たちのつながりが強くなり結果として地域の結束が太く強くなるのではないかと思います。