プレスリリースの必要性
地域おこしや町おこしをやっていると何か企画が実現される際に必ずプレスリリースを配信することをお勧めしています。それは内容を大きく告知することで様々なメディアに取り上げてもらうこともさることながらやはり集客を含めた無料の広告として理解してもらって構わないと思います。
場合によってはプレスリリースすら流さないなどというケースもありますがやはり大きな話題性にはプレスリリースをなしで乗り切るのは難しいものがあります。極めて有名かつ超人気の店舗さんなどが新製品等の発売でもするのであればプレスリリースなしでもメディアの取材が来てくれることもありますが基本的にプレスリリースは出すべきものであると理解しておいてください。
どこに送れば?
とはいえどこへ出せばいい?のかすらわからない人も多いと思います。なのでプレスリリースお送り先をいくつかご紹介しておきますね。素人が行うものとして簡単なのは各市町村役所や都道府県庁にある「記者クラブ」ですね。複数の新聞や地元ラジオ局などのプレスが入っていることも多いので1枚のファックスで同時に複数のメディアに告知することが可能です。
テレビ局、ラジオ局
次がテレビ局やラジオ局。これは「記者クラブ」とどう違うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが基本的に新聞であれば記事化するのは簡単です。と言うのも切り口が地元の話題で統一できるからです。しかしテレビやラジオの場合はどの番組のどのコーナーかを想定しないとプレスリリースをどこの部署に回せばいいのかすらわからないのです。以前あった相談で、経済番組に子供のおもちゃの新製品の告知を行うプレスリリースを出そうとしていたケースがありました。もちろん全力で阻止しました。そもそもその製品やその企画を紹介できるコーナーがないのにプレスリリースを出しても受け取る方は迷惑になりかねないのです。
PRESSキットの必要性
同時に是非やっていただいた方がいいことがあります。それがPRESSキットです。一般の企業さんやメディアによく登場する知名度がある方は一度は耳にしたことがあるかもしれませんがプレスリリースを流した後このPRESSキットを送付するのとしないのでは取材の中身が違います。
事前情報と参考情報
例えば市町村でいうなら小中高校の学生の在籍数、男女比、または年齢分布、男女比、地域別平均年収など地元を紹介してもらう上でこの情報を見てもらえると話が早いなと思われる情報を先にまとめておくのです。もちろん現代であればネット上のpdfファイルで構いません。取材申し込みが来たら添付ファイルで「参考情報です」という形で送っておくとメディアは取材の際に「そもそもこの地区の人口は?」とか「児童数は?」などと基本的な質問をしなくて済みます。その分企画や製品に対する質問をより深く取材してもらえるということになりますね。
これからの時代、企業だけではなく公共もPRESSキットをご用意いただくことを強くお勧めします。