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新しい修学旅行の形

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約3分
新しい修学旅行の形

修学旅行が民泊

先日、埼玉県秩父市小鹿野町の農家に民泊をしたと言う愛知県の修学旅行を行なった中学があったとご紹介したと思います。このお話からはおそらくその中学は比較的都会にある中学校ではないかと想像出来ます。(田舎の中学校から農家への民泊だったら地元と変わらないので修学旅行の意味がありませんね。笑)では地方の比較的都会に含まれないエリアの中高生の修学旅行はどうなるのか?についてお話ししたいと思います。これはもう最初からズバリ直球でお話させて頂くと「都会へ」修学旅行するのが当然と言うものですよね。中には高校とかであれば海外へ修学旅行などもあるとは思いますが(私の知る限り高校の修学旅行では韓国、ハワイ、グアムなどを選択している高校があるのを知っています。どんな目的で行くのか興味があるところですが高校時代から普通に海外旅行が出来るとするなら、うらやましい環境ですね)

地方の中高生の修学旅行

 

さて都会へ修学旅行となると自ずとその行き先も見えて来ます。東京なら国会議事堂や都庁、遊びにいくなら原宿、渋谷、ちょっと足を伸ばして東京ディズニーランドあたりだと思います。始めて東京に行く生徒はかなり興奮するのではないかと思います。

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地方から都会への修学旅行

今回のお話は実はこの都会へ修学旅行に行って観光地を見て回りましょうと言うものではありません。むしろ都会へ行って地元を探しましょうと言う提案です。

ご存知の通り東京には全国47都道府県の地元の特産品を扱う「アンテナショップ」があります。有楽町駅前の交通会館が最も有名ですが建物として大きなものは南青山にある「福井県物産館」ですね。一等地の上に広大な面積で運営が行なわれていてワークショップなども頻繁に開かれています。ああいったアンテナショップを見て回り、地元をどうやってもっとPRしたり地元の特産品をどんな風に開発をしたら良いかなどを調査すると言う企画が面白いのではないかと思います。他県の販売している製品やその売り方、キャラクターの使い方などを見て回るだけでもかなり参考になります。またその売り方をどうやって販売しているのかなど見てみる価値のあるものは多数あると思います。

なぜ都会のアンテナショップを見るのか?

なぜにそれを修学旅行で?と言うのも昨今ではクラウドファンディングなどで資金調達が簡単になって来ています。なので良いアイディアさえ出せれば高校生でも商品開発は可能ですし、場合によっては実家が農産物の生産農家だったりします。つまり日常目の前で作られているものが世の中を流通しどうやってお客様の手に渡るのかを実際に見てみると言うことですね。

宮崎県小林市のケース

この他にももう一つ参考になるデータがあります。それは宮崎県小林市の中学生が修学旅行で京都へ行った際、京都駅前で地元の名産品、特産品を配りながらふるさとをPRしたと言うお話です。これも本当に良いアイディアだと思います。日頃大人たちがどう言った苦労をして地元の特産品を都会へ出荷して販売したり、原料をより売れる形にするのにどう言った苦労をされているのかを知ることになります。同時にこれからの時代をどうやって地元の魅力を発信していくかを学ぶ良い機会になったと思います。

修学旅行の形も変わりつつあります。新しい修学旅行を考えてみる良い機会になるのではないかと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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