近付く夏に
台風一過で各地の洪水被害が報告されていますがみなさんの地元は大丈夫でしょうか?ほんの数キロ離れると何事もなかったかのように曇り空が広がっているようでその光景は地震と同じ被災地の中心部以外は被害がわからないくらい何ともないようですが二次災害も含め被災地の皆さんは本当に気をつけて下さいね。
夏祭りの練習
さて私の住む地域では夏休みが近付いて来ると夏祭りに奉納される祭り太鼓の練習が始まります。小学生の子供神輿から中高生までこれからの時期は大々的に練習が始まります。集落一円にその音が聞こえてくるので地元の風物詩となっているのは間違いありません。
子供たちの努力
以前とある地方のお祭りの取材をさせて頂いたときのこと。練習の風景を見せて頂きました。ストップウォッチを片手にその息づかいまで正確にチェックしながら練習されておりました。大人でさえそのレベルでの練習ですから子供たちに至ってはそれこそ泣き出しかねないレベルまで練習を繰り返します。太鼓などは手のまめが潰れるほどの練習で見ている方が痛々しく感じてしまうほどでした。その祭りは人形劇と太鼓、歌と笛がある祭りでしたが数日の間に何度も公演されるため中高生の頃からずっと練習を重ねて来て毎年のお祭りに供えるのです。その姿は地元に根ざす歴史と伝統だけではない一種の執念のような努力が垣間見えました。
今まではあまり表には出なかったこと
今回その本番前の稽古の光景を記事にしましょうと言うお話です。もちろん昨今ではスマホ1台で動画が撮影出来るので動画の編集も合わせてやりましょうと言うことになりますね。と言うのも晴れ舞台はスゴく美しかったり荘厳だったり力強かったり努力の成果がふんだんに盛り込まれた素晴らしいお披露目になるのは間違いないのですがその舞台裏にある稽古の光景はそれに負けないくらいドラマがあるものです。地元が歴史と伝統を守り抜くためにどれくらい努力と苦労を重ねているのか?地元の子供たちの姿を通して親御さんと同じようにみまもって頂きたいと言う想いを込めて舞台裏を公開して欲しいと思うのです。
本当の表情
涙あり、笑いあり、地元のぬくもりが伝わるのはそう言ったタイミングなのだと思います。親や兄弟が培って来た歴史を汚すことなく伝えていくためには涙を流すほどの苦労があるのだと思います。大人たちはそんな子供たちのひたむきな姿や純粋な表情に心をうたれるのです。テレビが取材に来なくても地元の新聞やラジオなどどんなものでも良いですからメディアに載せて上げたいですね。そう言った地道な背景があるとその地元の応援の力は世代を超えて未来へ繋げていって頂けると思います。